ブーメランヒールで、色を変えるやり方


 先日編み上がった、友人へのくつ下は、凝った編み方はいっさいなしのシンプルなものでしたが、つま先・かかと・履き口のゴム編みで色を変えて、最初に編んだゴム編みのくつ下とも違うデザインにしてみました。完成したくつ下の写真は下記の記事にあります。

 つま先や履き口で色を変えるのはとくに何も問題はなのですが、かかとだけは、ちょっとしたコツ(というかやり方というか)があります。
 ショートロウを使ったかかと(ブーメランヒール)での色変えは、やり方を覚えてしまえば全然難しいことは何もないのですが、私の物覚えが悪いせいか、しばらく編まないでいるとそのコツを忘れちゃうんですよね……。そのたびに調べ直していましたが、もうそうしなくてもすむよう、自分の覚え書きとして、そのやり方をブログに書き残しておこうと思います。こうすれば、忘れないはず! そのはず……。

ショートロウを使ったかかとで、色を変えるやり方

※ここで紹介する方法は、ダブル目を作るGerman Short Row ドイツ式ショートロウまたはFish Lips Kiss(FLK) フィッシュ・リップ・キスのショートロウでかかとを編んだときに使えるものです。

MC:本体で使うメインカラー(この場合は、赤い糸)
CC:かかとで使うコントラストカラー(この場合は、グレーの糸)

1. かかとを編み始める段で、甲側をMCで編んだら糸を切らずにそのままにしておき、CCの糸でショートロウを使ってかかとを編み進める。最終的には、表に返したときに右針に2目のダブル目が残っていて、左針の左端にも2目のダブル目がある状態になっている(写真の白い丸で囲ったところがダブル目)


 
2. 右針に残っている2目のダブル目はそのままにしておき、左針にかかっている目をすべて(左端の2目のダブル目も含む)を表目で編む。このとき、右針の右端にだけ、2目のダブル目が残っている


 
3. CCの糸を10cmほど残して切る


 
4. 右針にかかっている目をすべてすべり目で左針へ移す。このとき、2.で残っていたダブル目2目は左針の右端にある状態

5. 甲側を編んだ、切らずにそのままにしていたMCの糸を使って、最初の2目のダブル目を含めたすべてを表目で編む

 これでかかとでの色変えが終了です。あとは、そのままMCで編み続けていけばOK。

 この方法は、同時編みで編んでいる場合でも、問題なくできます。
 以上、ショートロウを使ったかかとでの色変えの方法でした。
 
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