冬になると作るKumquatの甘露煮
ドイツに住み始めた7年前、大きめのスーパーで野菜・果物の売り場を見ていたときに、プラパックに入った洋梨型の小さな柑橘類を見つけました。このときはドイツ語名を認識していませんでしたが、それが金柑であることは色、形、香りで分かったので、購入して初めて金柑の甘露煮を作りました。
次に引越した町で冬を迎えたとき、Wochenmarktで同じものを見つけたので購入。そのさいお店の人に「これは何て名前なの?」と質問したら「Kumquat クムクヴァト」だと教えてもらいました。実はイギリスでも、マーケットの八百屋さんで見つけたので購入して甘露煮を作っているのですが、考えてみれば、ヨーロッパに来てから毎年Kumquats 金柑の甘露煮を作っていたことに、いまさらながら気づきました。
Kumquatは、ドイツ語と英語でスペルが同じで読み方が違うだけだと知ったのは、イギリスに住むようになってからでした(英語はカムクワットと発音)。もともとは、アジア地域原産のようで、Kumquatという名前は広東語の呼び方から派生した単語なんだそうです。知らなかった!
ドイツとイギリスで見かけるKumquatは、縦に長く楕円の形をしています。私がいままで手にしてきたのは、すべてスペインからの輸入ものでした。金柑はそもそも温暖な地域の植物らしいので、ヨーロッパでは南側で栽培されていることが多いそうです。
さて、今年もKumquatを見つけてしまいました。日曜日に開いているスーパーを見つけたので、買い忘れたオリーブオイルを求めて出かけて行ったら、たまたまKumquatsを発見。もちろん、今年も甘露煮を作りました。
金柑の甘露煮の作り方は、毎回下記を参考にしています。
いつもだったら、シロップごと保存容器に入れるのですが、いまはちょうど良いものがなかったので、金柑とシロップを別々にすることに。
金柑は風邪予防や咳・喉の痛みに効くとされています。風邪を引いたわけではないのですが、朝起きるとときどき喉に違和感を覚えることがあるので、これを摂取して風邪知らずの冬にするぞー。