思わず、自宅で屋台食が再現できちゃった

『ドイツの屋台と言えばBratwurst ブラートヴルスト』と思ってるくらい、個人的にはドイツの超定番屋台食です

 
 ドイツでお祭りが開かれると、いろんな食べ物の屋台が出ますが、だいたいどこでも見つけることができるのが、焼いたソーセージを販売するお店です。そのお店で 提供されるのは、Bratwurst ブラートヴルスト(リンク先:Wikipedia)と呼ばれる見た目が白いソーセージで、屋台のグリルでは何十本と豪快に焼かれていて、それを注文すると、グリルで温められたBrötchen ブレートヒェンという小さなパンに挟んで出してくれます。ソーセージをパンに挟んだだけという、ものすごく簡素な作りですが、屋台を見つけたらこれを買わずにはいられないほど大好きな屋台食です。ちょっと塩気が強い熱々のBratwurstにかぶりつくと、中からジュワっと肉汁が溢れてたまらなく美味しく、これをなんの変哲もないBrötchenと一緒に食べると、もっともっと美味しいくなるのです。ついでに言うと、好みでケチャップやマスタードをかけることもできますが、私はどちらもかけないことがほとんどで、かけてもマスタードだけ。でも滅多にかけません。

 家でBratwurstを食べるときは、いつもフライパンを使って焼いていたのですが、実はこれにとっても不満を抱いていました。なぜなら、フライパンで焼いたソーセージは、お皿にのせてテーブルに出した直後はもちろん熱々ですが、どんなに十分に火を通しても、不思議なことにすぐに冷めてしまうのです(それでも美味しいんですけどね)。屋台のBratwurstはそうならないので、フライパンでどう焼けばいいのか試行錯誤をしたこともあったのですが、どうしてもうまく行かず、火力の違いなのかと諦めていました。
 しかし、あるときふと「オーブンで焼いたらどうだろう?」と思い立って試してみたら、これが大成功でした。まるで屋台で購入したときのような見た目、そしてなかなか冷めないBratwurstが焼き上がったのです。これを買ってきたBrötchenに挟めば、屋台でのBratwurstが再現できるんでは?と思って試してみたら、まんま、屋台のBratwurstが出来上がりました。思わず、自宅で屋台のBratwurstが再現でき、大、大、大満足。

 説明するまでもないとは思いますが、一応作り方を書いておきます。至って簡単。
 オーブンの設定温度を160~180℃くらいにしてソーセージを焼きます。途中ひっくり返して満遍なく焼くといいと思います。ソーセージ全体に焼き色がだいぶついてきたタイミングでパンをオーブンへ入れて温めます(だいたい1~2分くらい。焼いてしまうほど長時間オーブンに入れておくとパンが固くなってしまいます)。パンが温まったらオーブンから取り出し、オーブンのスイッチを切ります。このとき、ソーセージは庫内に入れたままにしておいて、余熱を使って焼きます。オーブンから取り出したパンを、完全に切りきらないように少し残して半分に切ったら、オーブンからソーセージを取り出し、これをパンに挟んで出来上がりです。

 オーブンで焼けばいいことが分かって以来、スーパーでBratwurstを買ってきたら、必ずオーブンで焼くことにしていますし、これをBrötchenに挟んで昼食などに食べるようにもなりました。
 でも、これはこれ、屋台は屋台。屋台を見つけたら、やっぱり買って食べちゃうんですけどね~。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です