ゲッティンゲンの大型スーパーRealのもう一店舗が閉店に

記事の見出しは「Kauf Parkで大売り出し。RealはKauflandになる、今回は本当に」(とか、だいたいそんな意味)という見出しが出ていて、残っていたもう一店舗のGroneのRealが閉店することが書かれている記事

 
※以下は、以前からドイツ在住だったらすでに知っていたことだと思いますが、個人的にまったく知らず衝撃が大きかったので記事にしました
 
 ドイツにはRealという敷地面積が広く、多くは中心地よりちょっと離れたところに店舗を構える大型スーパーがあります。以前ドイツに住んでいた町ユーリッヒや次に住んだマインツにも店舗があり、とくにユーリッヒでは頻繁に利用していたため、私にとってとても身近な存在でした。ゲッティンゲンへ引越してきたときに、近くにスーパーがあるのかチェックしさい、Innenstadt(中心地)から北へ行ったWeende(ヴェーエンデ)地区と、Innenstadtから西へ離れたGrone(グローネ)地区にRealがあったので、妙に安心した記憶があります。ただ、Innenstadtに住んでいるとどちらも行くのが少し遠く、そんなに頻繁には行けていませんでした。そして先日、Weende地区にあるレストランへ行った帰りに、夫と『最近Realに行ってなかったから、今度行こうか』と話していたのですが、残念なことにすでにWeendeのRealは閉店になっていました。

 それを知ってかなりショックだったのですが、でもまだGroneにもう一店舗あるし、今度そちらへ行こうと思っていたら……ここも2022年6月18日(土)閉店することになっていることを、ローカル新聞で知りました(下記記事。全文は読めません)。現在、在庫一掃セール中なんだそうです。

 Realは、ほかの競合するスーパーとは一線を画していて、とても特徴的なお店です。町中にあることを前提とした小〜中規模のスーパーが多いなか、中心地から少し離れた郊外に店舗を構え、敷地面積が広い大型店舗がRealなのです。しかもお店には食料品はもちろん、衣料品や電化製品、そのほかありとあらゆる日用品が並んでいて、Realなら生活をする上で必要なものはなんでも揃うほどで、我が家も電化製品やら日用品をRealで賄っていました。とくにRealオリジナル商品の野菜ジュースが大好きで、本当によく買っていました(残念ながら、我が家がイギリスに行っている間にリニューアルして味が変わってしまったのですが……)。

 これもコロナの影響なんでしょうか。でも、それにしたってあんなに大きなお店がこの二か月の間に2店舗も閉まるなんて何だかおかしいと思い、Realのウェブサイトを見てみることにしました。Unternehmen(下記記事)には、ちょうどコロナ禍だった2020年6月25日からルクセンブルクの投資会社に100%属していると書かれていました。買収された、という形なのでしょうか。

 そして、Standortabgabe(下記記事)を見て絶句。……ほぼどこの店舗も別のスーパーの会社に買収されていたり、その予定だったりしているのです。なかにはRealとして今後も存在していくことになっている店舗もあるようですが、それはほんの一部のみ。

https://www.real-markt.de/presse/pressemitteilungen/standortabgaben/
(リンク切れ)

 このStandortabgabeにも書かれているゲッティンゲンのこれから閉店してしまうGroneの店舗Göttingen, Otto-Brenner-Straße (Kauf Park)は、ローカル新聞の記事にも書かれていましたが、Kauflandが買収し、今後はKauflandの店舗として生まれ変わるようです。ただ、Weendeの旧店舗は閉店後の動向が決まらないままになっていて、ゲッティンゲンではちょっと問題になっているようです。市では、Groneの店舗同様、Kauflandに買い取ってもらいたいという意向があるようですが、2022年5月25日現在、まだ何も決まっていないみたいです。

 それにしても、慣れ親しんでいたお店がこんなに大きく変わってしまうとは……ドイツの二大デパートだったKaufhofとKarstadtが合併したのを知ったときと同じくらいの衝撃でした。
 
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