Sl2, k1, p2ssoについて


 英語パターンに初めて出会ったのが6〜7年前で、最初は略語が(略語『も』)分からず、その都合いちいち調べていましたが、いまは普段編むには困らないくらいには略語も覚えたと思います。また、普段あまり見かけないような略語が使われていても、やり方を解説しているパターンもあるので、

 いま編んでいるSolinaには模様編みがあり、本には編み図も掲載されていますが、一段ごとにどう編むのかが略語でも書き出されています。編み図は日本のようにどの本を見ても記号が統一されておらず、本によって全然違うこともよくあるため、編み図を見ながら編むことはほとんどしていません。編み図しかない場合は、自分でテキストで書き出しているほどです。やっぱり略語で書き出されているものを読むのが一番楽です。
 さて、この模様編みのとある段で『(略), sl2, k1, p2sso, (略)』と出てきました。この『Sl2, k1, p2sso』でひとまとまりの編み方であることに慣れるのには、しばらくかかりました。しかも、頻繁に出てくる編み方じゃないので、たまに出てくるとよく編み方を間違えてしまうので、ちょっとだけイラッとします。

 『Sl2, k1, p2sso』は、Slip 2 stitches, knit 1, pass 2 sliped stitches overを短くしたもので、日本語だと『中上3目一度』を指します。3目のうち、真ん中の目が一番上にくるように編む、一度に2目を減らす手法です。

中上3目一度と見れば何をするのかが一目瞭然ですが、英語だと、目的の目のために途中経過がいちいち記述されている、珍しい略し方だなといつも思います。というか、略したとしても長いよ!

 長いだけでなく、ほかにもこの英語記述にはちょっと不満があって、sl2って書いてあるので、編むときに勘違いしやすいのです。たとえば、k2と書いてあった場合、1目ずつ表目を2目編むのだと瞬時に判断します。普段そうして編んでいるため、sl2とあれば、1目ずつすべり目をするのだとうっかり判断してしまいがちなのです(私だけでしょうけど……)。表目を編むように一度に2目に針を入れる左上2目一度のことを、英語ではknit 2 (stitches) together(略してk2tog)と書くのですから、中上3目一度の場合も、slip 2 stitches together(sl2tog)と書いた方が間違いがなくなると思うんですけど、なんでそうならなかったのかが本当に不思議です。まあ、英語のことはよく分からないし、いまさら記述の仕方にいろいろ言っても仕方ないので、覚えるしかないんですけどね。

 最近、別のとあるパターンでもSl2, k1, p2ssoが出てきたばかりで、続けてSolinaでも出てきて、同じ間違い(すべり目を一つ一つやってしまった……)をやってしまったため、ちょっと書きたくなったぼやきでした。
 
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