こんな年末年始


 ドイツでは元旦である1月1日は祝日ですが、翌日の2日からは通常運転となります。日本はまだ正月休みですよね。いいなあ……。そして、年末年始のゲッティンゲンは『もう春か!?』と勘違いしそうになるくらい暖かかったです(15℃!)。
 
 新年が明けてすぐ(というより、明ける前からも、ですが)、あちこちで花火が上がっていたので、外に出てその様子を見てきました。昨年も少しだけ上がっていましたが、今年はひときわたくさんの花火の音が聞こえ、実際にたくさんの花火も上がっていたと思います。

 ドイツでは、12月29日から31日までの3日間だけ、花火の販売が許可されます。昨年2022年は、コロナ禍で花火ができなくなった2020年以来2年ぶりの花火販売の再開とあって、飛ぶように売れ、あちこちで完売していたのだとか。私も近所のスーパーで、花火が陳列されているところにたくさんの人が群がって、陳列されていた花火が続々と売れているのを見ました。年末から年始にかけての花火に力を入れている人も結構いるようで、大量買する人も多いんですよね。
 ドイツで販売されている花火は、どこで打ち上げてもいいものではありません。ゲッティンゲンの場合は、旧市街と呼ばれる中心街での花火の打ち上げは禁止されています。というのも、戦火を逃れたこの古い建物を守るための措置だそうで、考えてみれば、たしかに旧市街にある我が家の周り(いわゆる市壁で囲まれている町中)では一切花火が上がっていませんでした。派手に上がっていたのは、すべて市壁の外だったわ。花火の打ち上げが禁止されている場所については、町ごとにそれぞれ違います。
 この花火は、いつもいつも楽しいものではなく、毎年のようにけが人(ひどいと、ロケット花火を向けられて、当たりどころが悪くて失明したりする人もいるのだとか)が出るのだそうで、人がたくさんいて花火を上げているところには近づかない方が吉。
 
 さて元旦は、前日に放映されたNHK紅白歌合戦を見て(最初から最後まで見たのは、ん十年ぶり!)、夫とワイワイ喋りながら作ったちらし寿司を食べました。去年2022年もちらし寿司を作りましたが、用意したちらし寿司の材料や作ったサラダなど、ほとんどが一緒だったよ……(去年の記事を見るまで全然気づいてなかった)。ただ、今回は近所のスーパーでしいたけが見当たらなかったので、しいたけの代わりに白マッシュルームをお醤油で煮て使っています。違和感は全然なくって良かった。

 渡独したばかりの2014年ごろに比べると、日本食材が比較的手に入りやすくなったとはいえ、ここは日本ではないので、まったく同じものを作ろうとしなくてもいいかな~と思い、昨年2022年の元旦からちらし寿司を作るようになりました。仕込みも楽だし、もう、毎年これでいいや。

 そして、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート Neujahrskonzert(リンク先:ZDF)も時間をずらして見ました。コンサートの様子を放映していたZDFでは、リアルタイムでなくても放映が見られて便利~(ドイツ、オーストリア、スイスでは、2023年6月30日まで上記リンク先の動画が見られます)。
 
 こんな年末年始でした。

 よーし、今年も一年ガンバロー。明日からまた編み物を再開しよう。
 
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