突然、なんだか編みたくなって ~Villiviini
タイトルの通りなのですが、まだ編み途中のものがあるなか、急に思い立ってくつ下のVilliviiniを編み始めました。
フィンランド人のニットデザイナーTiina Kuuさんデザインによる、履き口から編むくつ下Villiviiniを編んでいます。ツル植物模様のあるくつ下で、その模様編みは本体と色を変えて編んでいくパターンです。これで無料なのがすごい。
Villiviiniのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。
Villiviini(ヴィッリヴィーニ)とは、フィンランド語で「這うもの」とか「ツル植物」といった意味があるようです。模様をツル植物に見立てているんでしょうね。それにしてもこの単語、母音が「i」しかないのがおもしろい。
このくつ下は、まだこのブログを始める前に一度だけ編んだことがあります。それまでは、Toe-Upでくつ下を編むことにハマっていましたが、このとき初めて憧れていたヒールフラップ&ガセットを編み、その見た目にうっとりしたものです。でも、『作り目を輪にするのが億劫で、履き口から編むくつ下をする気にならない』って自分で書いててビックリしました。当時はそんなことを思ってたのか、私……。いまはガンガン履き口から編むくつ下を編んでますけどねー!
写真からも分かる通り、そのとき編んだ色合わせは、たまたま手元に余っていた濃いピンクの糸と水色の糸だったので、見た目が思いっきり派手になってしまいました。編んだ方々の写真を見てみたら、自分のと同様、使用する二つの色がかけ離れすぎると派手な感じになることが分かったので、今回はなるべく近い色にしようと思い、濃い茶と砂色を選びました。これで落ち着いた雰囲気になるハズ。
このくつ下のパターンに出会う前、編地の一部分の模様編みだけ色を変えた帽子の写真を見たことがあったのですが、当時の私の知識だけでは、一部のみ色を変えるのは刺繍くらいしか思いつきませんでした。でも、どう見ても刺繍じゃないし、これは一体どうやって編んでいるのかが全然分かりませんでした。しかし、このパターンでその仕組みを知ることができて、あのとき見た帽子とは編み方は違うかもしれませんが、こんなふうにすればいいのかと謎が解けた思いでした。いずれ何かで使いたい技術です。