ドイツ国内での引越し(2016) 1 ~急に決まった引越し


 ヨーロッパでは、引越しシーズン最盛期に入りました。今年はCOVID-19の影響でどうなのか分かりませんが、それでも夏は、年間で引越しする人が一番多い時期だと思います。

 私はドイツ国内での引越し、ドイツからイギリスへの引越し、と外国での引越しを何度か経験しています。全部自分たちで手配しなければならなかったため、どの引越しも嵐のような出来事でした。とくに大変だった『ドイツ国内の引越し』については、別の場所でも書いたことがあるのですが、かなりの加筆と修正をして再掲しようと思います。どなたかの参考になればいいのですが。

※情報は2016年当時と少々古く、現在はいろいろと変わっていることもあるかもしれませんので、くれぐれも「参考」程度にご覧ください。


 2016年6月下旬、ドイツ国内での引越しをしました。日本→ドイツの経験はあるし、可能性としてはドイツ→日本もあり得るので、いろいろと想定はしていたものの、まさかドイツ国内で引越しをすることになるとは思ってもみなかったため、いろいろと大変でした。そのときのことを忘れないよう、ブログで記録しようと思います。

引越しをするにあたってしたこと

 住んでいた場所は、ノルトライン=ヴェストファーレン州 Nordrhein-Westfalenにある小さな町ユーリッヒ Jülich、引越し先はラインラント=プファルツ州 Rheinland-Pfalzの州都マインツ Mainz。引越しをすることになったきっかけは、夫が研究所を移ることになったためです。
 引越しをするにあたり、したことは次の通り。

◎ 住んでいた部屋の賃貸借契約解約手続き
◎ 引越し先の町での部屋探し
◎ 引越し業者決め
(◎ ガス・電気の利用停止手続き ← 今回このことについては書いていません)
◎ プロバイダの引越し手続き

突然降って湧いた引越し

 2016年2月に日本へ一時帰国していたある日、夫の上司から「6月末でプロジェクトが終了することになった」とメールが届いていました。
 もともと、夫のプロジェクトは2016年6月末で終わり、と決まっていたのは間違いないとはいえ、契約延長の話しをしており、上司も問題なしと言ってたのです。夫も私もすっかりその気でいたため、上司からのメールはまさに青天の霹靂。このことがきっかけで、次に働く場所を探さなければならなくなりました。

 夫はすぐに別の研究所を探し始めました。自分自身のキャリアをさらに高められ、研究が続けられる研究所……運良くドイツのある研究所が募集をかけていたため、応募することができたのはラッキーでした。そしてすぐに、先方から面接に来てくれと連絡が入ったのですが、担当者が病気でなかなか面接の日程が決まらずハラハラしていました。しかし、やっと5月の上旬に面接、5月の下旬に働くことが決まり、こうして夫はドイツで引き続き働くことができるようになったのです。

 次の仕事が決まって本当によかった。よかったのだけど、引越しをしなければならない。ドイツ国内で。ドイツでは、借りている物件を出る場合、3か月前には解約通告をしなければならないのが一般的。でも私たちは引越しまでひと月しかない。一体何をしたらいいのか、荷物をどうするのか、喜びも束の間、私は引越しの準備について頭を痛めていたのでした。

 続きます。

 
 
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