ドイツのカップスープの素、Heisse Tasse
カップスープの素って、ちょっと小腹が空いたときに飲んだりするのに便利なので、我が家では比較的常備しているインスタントものです。今回はコレについて書いてみようと思います。
カップスープの素は、粉状のスープが袋に小分けされて、それが何パックか入って販売されています。一つの袋を開けて小さなお椀かカップに入れ、そこにお湯を注いで混ぜるだけでできる簡単なモノ。日本に住んでいたときは、ときどき購入しては職場に置いておいて、残業のときなどに飲んでいましたが、クリームタイプはダマになるのがイヤで、お湯にさらっと溶けるコンソメ状のものばかり飲んでいました。
クリームタイプのカップスープの素を頻繁に飲むようになったのは、ドイツに住むようになってからです。ドイツには、日本でおなじみのKnorr クノールのほか、Heisse Tasse ハイセ・タッセ(「熱いカップ」とか「ホットカップ」とかそんな意味)という商品が、お店での棚の幅も大きく、たくさんの種類が置いてあることが多いので、よく目にします。一箱に3パック入っていて、いろんな味があって美味しいのに€1以下で買えるのが魅力的。
Heisse Tasseはいろんな種類のカップスープの素を出していますが、個人的にChampignon Creme シャンピニオン・クレーメ(マッシュルームのクリームスープ)と、Spargel Creme シュパーゲル・クレーメ(白アスパラのクリームスープ)が大好きで、購入するならこればかり。セールで安くなっているときは、ほかの味と一緒にまとめ買いしてしまいます。
日本ではクリームタイプだとダマができるのがイヤでコンソメオンリーだったのに、なぜクリームタイプばかりを買うようになったのかというと、クリームタイプを美味しく作る?ためのコツを覚えたからです。
必要なのは、大さじ2弱くらいの水(Heisse Tasseを使う場合)。
熱湯を最初に少しだけ注いで、粉を溶かしてからさらにお湯を注ぐ人も多いと思いますが、経験上これだとほぼ100%の確率でダマができてしまいました。そこで水。先に水で粉を溶かしておくだけで、ダマができなくなるんですよね。
水を入れてしまうと、せっかくお湯を注いでもスープが熱々じゃなくなってしまうんじゃ?と思うかもしれませんが、そこは大丈夫。粉を溶かすための水が多すぎるとそうなる可能性はありますが、粉と混ぜる分だけの水ならそれが原因でスープがぬるくなってしまうことはありません。
作り方は簡単。
カップにスープの素を入れたら、お湯を沸かしている間に、上記の量の水を注ぎ、粉っぽさがなくなるまでスープの素とよく混ぜておきます(スープの素と混ぜたときに、ちょっと水が足りないかな?と思うくらいでOK)。なお、ここでしっかり混ぜておくことが、ダマができないコツです。
水と混ぜたスープの素を少しずつのばしていくように、少しずつお湯を注いでいけば、これでダマのない、もったりとした熱々のカップスープができあがります。
クリーム系のカップスープの素なのに、出来上がったスープがさらっとしてしまうことがあります。原因はよく分からないのですが、お湯を一気注いだ場合にそうなってしまうことが多いように思います。お湯はちょっとずつ注いで、スープの素を少しずつのばしていくようにすると上手くできる気がしています。クリーム系スープをもったりとさせたいのは、個人的なこだわり。