20世紀の音楽家の巨匠、バーンスタインの物語


 日本に住む友人が『とてもおもしろいから』と、クリスマスプレゼントに本を送ってくれました。それが『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』(吉原真里著、アルテスパブリッシング)です。ここ4年くらいは電子書籍ばかりを購入していたので、新刊の実物を手にしたのは久しぶり。これはかなりうれしい! 装丁もデザインもステキで、手にしたときはしばらく本を眺めてしまいました。本当にありがとう、友人。

 タイトルにあるレニーとは、アメリカの巨匠レナード・バーンスタインの愛称。バーンスタインは20世紀に指揮者として作曲家として(『ウエスト・サイド物語』が超有名)、また演奏家としても大活躍をした人です。私もバーンスタインは好きで、彼が指揮する演奏が収められたCDを何枚か持っています(CDのほとんどは日本に置いてきているため、何枚あるかは不明……)。この本は、アメリカの図書館で見つかったバーンスタインに送られた二人の日本人からの数百通の手紙を中心に、バーンスタインが生きた時代がどのようなものだったのか、アメリカや日本、またはヨーロッパの文化的発展がどのように行われてきたのか、そしてバーンスタインそのものの実像が描かれています。タイトルは、まさに二人の手紙の書き出しであったDearest Lennyから取られていて、Dearの最上級であるDearestと愛称のLenny、二人それぞれとバーンスタインがかなり距離の近い人物たちだったことが分かります。

 と、こんなことを書いていますが、まだ半分くらいまでしか読めていません。でも、あまりのおもしろさにグイグイと引き込まれています。早く続きを読みたくて、これを書いている最中も、横に置いてあるこの本をチラチラ見てしまいます。もう我慢できないので、ここらで切り上げて、さっそく続きを読みます。

 今日もプラスの気温にならない日でとても寒いので、読書のおともはグリューヴァイン。Stövchen シュテーフヒェンで温めておけば、いつでも熱々が飲めていい。というか、そうしないと寒くてあっという間に冷たくなっちゃう。


 
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