ドイツのハーブティー、Arzneitee(薬茶)は医薬品

先日、前に買ってあった分が飲み終わってしまったので、喉用(左)と咳・気管支用(右)のArzneiteeを新たに買ってきました

 
 先日、朝起きたら喉に違和感がありました。もしかして風邪引いた!? コロナだったらどうしよう!と、慌てて喉用のハーブティーを飲みました。すると、喉の違和感はなくなり、一安心。しかし、次の日もまたその次の日も朝起きての喉の違和感が続いたので、毎日ハーブティーを飲んでいたら、それ以上ひどくなることはなく、二三日で治りました。治って本当に良かった……!

 ドイツでは、『風邪を引いたかもしれない』とか『喉が痛い』と思ったら、診療所 Praxisへ行くのではなく、症状に合わせたハーブティーを飲むのが普通です。そして、このハーブティーが本当良く効くんです。渡欧したばかりのころに風邪の引きはじめで『風邪用のハーブティーを飲みなさい』と言われ飲んで治った経験がありました。そのとき、パッケージをよく見たら、Arzneitee 薬茶[くすりちゃ]と書いてあることに気づきました。調べてみると、Arzneiteeは医薬品として認められたものなので、そうパッケージに書かれているということは、いわゆるお茶のハーブティーとは全然違う「薬」だということが分かって、我が家では咳と気管支 Husten und Bronchial、喉(首)と咽頭 Hals und Rachenのハーブティー(便宜上、ここではそう呼びます)を常備するようになりました。Erkältung 風邪用もあります。

 私は一日一杯だけしか飲みませんでしたが、一日に3~4回飲むことが推奨されているので、その方が治りが早いのだと思います。飲み方は簡単で、カップにティーバッグと150mlのお湯を入れ、10分から15分ほど置くだけ。ティーバッグに入っている薬草の成分を十分に出すことが重要です。薬草っぽい味はしますが、喉や咳用のハーブティーには甘草 Süßholzwurzelが入っているので、ほんのりと甘みもあってなかなか美味しいです。

 このハーブティー、dm(Mivolis)にはオリジナル商品もありますし、Bad Heilbrunnerといった専門メーカーの商品もあり、こちらはスーパーでも売られています。
 しかもこのハーブティー、めちゃくちゃ安くて、気軽に試せるのも良い点です。dmオリジナルのハーブティーは一箱に個別包装になっているティーバッグが12個入って、€0.70。Bad Heilbrunnerはそれよりも少し高くて、それでも€1.25です(どちらも、2023年1月6日現在の値段)。

 症状が出たばかり、または軽いうちにこれを飲めば治ることが分かっているので、あるのとないのとでは安心感が違います。れっきとした薬なので、症状が出ていないもの向けのハーブティーは買ったことがないのですが、ほかにも睡眠に良いものや、胃や内蔵に良いものなど、種類も豊富です。ほかのも試してみたくて、症状が出たら買おうと思って何年も経ちますが、買わずにここまでこれたのはラッキーだったのか?
 
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