Cat’s Sock Blockerを実際に使ってみて


 先日購入したハンブルクのKnitter’s Heavenが開発したワイヤー製ソックブロッカーCat’s Sock Blockerが届いてからそろそろ一週間が経ちました。その間、新しく編み上がったくつ下や、普段よく履いているくつ下など、いくつかをブロッキングしていました。その使い心地などを書いてみようと思います。
 届いてすぐに書いた記事は↓こちら。下記記事にもいろいろな感想を書いています。


 
 まず最初に驚いたのはそのサイズです。Sサイズを頼んだのに、Mサイズか?と見紛う大きさ。もともと持っていた木製(Sサイズ)と比べてみたら、Cat’s Sock Blockerの方が一回りくらい大きくてびっくりしました。長さを測ってみると、Cat’s Sock Blockerは幅約10.5m、縦約49.5cm、足長約24.5cm(!)で、木製ソックブロッカーは、幅(一番太いところ)8.5cm、縦36cm、足長約22cmだったので、Cat’s Sock Blockerがいかに大きいかが分かると思います。

 実際に編んだくつ下を履かせてみると、見た目が歴然と違います。一回り大きいcat’sの方が編み地が横に引っ張られるので、アイロンがけが必要ないくらい目がとてもキレイに揃います。ためしに、現在編み進めていて片方だけ編み終わっている3 Leavesを水通しをしてブロッキングしてみました。履かせたあとに少し整えただけで、目がキレイになりました。

 話しはちょっと逸れますが、Cat’s Sock Blockerが少し大きめだったことが功を奏して、以前編んで普段履いているくつ下のなかで、出来上がりが少し小さかった上に洗濯で縮んでしまったくつ下をブロッキングしたら、また足に合うようになりました。これには感激。
 
 このソックブロッカーにはハンガーのように引っ掛けられるフックがありません。最初はフックがないと不便かもしれないと心配しましたが、別途S字フックを用意すればどこにでも引っ掛けられるので、まったく問題ありませんでした。逆にソックブロッカーにフックがないおかげで、上の部分はつま先やかかとのブロッキングに使えるわけです(この素晴らしいアイディアは意匠登録されているそうです)。

無印良品のコの字フック(って名前なのか知りませんが)をハイツング(暖房器具)に引っ掛けて、ソックブロッカーを掛けてみたところ。これならソックブロッカーにフックがなくても問題ありません

 
 ステンレスワイヤーのソックブロッカーの長所は、水に強く、乾きが速いことだと思います。ステンレスは錆びにくい金属なので、変な使い方をしない限り錆びることはおそらくないでしょう。平板な木製やプラスチック製は、ブロッキングするさいに濡れた編み地が触れる部分が多いですが、枠しかないワイヤー製は空気に触れる部分が圧倒的に多いため、その分乾きが速いように感じます。

 かなり頑丈なワイヤーでできていますが、強く力をかけると曲がってしまうため、その点の扱いは注意が必要ですが、いまのところそれ以外の短所が見当たりません。買って本当に良かった~!
 
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2件のコメント

  • はじめましてこんにちは。
    このソックブロッカーは日本からも購入できるのでしょうか?
    ドイツ語どころか英語も出来ませんが…
    ご存知でしたらぜひ教えていただきたく、コメントさせていただきました。よろしくお願いします。

    • 真由子さん、はじめまして。コメントありがとうございました。
      Knitter’s Heavenのサイトを見てみたら、日本からも購入は可能なようです。下記リンク先のZone 5 outside the EU [Zone 5 außerhalb der EU]に日本が含まれていて、送料は38€とあります。
      Shipping Cost [Versandkosten](リンク先:Knitters Heaven)

      私が注文したときは、ソックブロッカー2つが約59×33×9.5cmとかなり大きめの箱に入って届きました。もし日本へも同じ大きさの箱で発送されるなら、たぶんそのせいで送料が高いのかもしれません。ご参考までに。

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