ドイツで口内炎になったらKamistad Gelがおすすめ


 私の母はどうも口内炎ができやすい体質らしく、よく痛みを訴えていたのですが、私もしっかりその体質を受け継ぎ、昔から口内炎に悩まされていました。
 口内炎は、身体や内蔵が疲れているときにできやすいと言われています。日本に住んでいたときはストレスも多かったからかいつの間にかできていて、その痛みでイライラすることが多く、疲れとイライラで悪循環をよく起こしていました。ヨーロッパに来てからは、そういったストレスはなくなったので、いまは口内炎の一番の原因は、食事中にうっかり頬の裏側や下唇の裏側を噛んでしまってできることがほとんどです。噛んでしまったときは、たいてい身体や内蔵が疲れているとき。不思議です。
 いずれにしても、できた口内炎は飲食すると痛みがあり、しかも何度も同じところを噛んでしまうことも多々あるため、本当にイライラさせられます。

 ドイツに住んで3年目のころ、かなり大きな口内炎ができてしまったことがありました。これは薬が必要だと思ってApotheke 薬局へ行き、口内炎用の薬を買うことにしました。しかし、このときに困ったのが口内炎をドイツ語で何と言えばいいのか。辞書には一度では覚えられないような長い単語(MundschleimhautentzündungやEntzündung der Mudschleimhautとか、症状をそのままドイツ語で説明している言葉)が書かれていたので、それをメモしていって薬剤師さんに伝えると、最初はキョトンとしていましたが、「ああ、“Aphthe”のことね」と言われて薬を出してくれました。『そんな短い単語があるのー!?』と思った記憶。
 ドイツでは、口内炎のことを一般的にAphthe アフタと呼んでいるようです。ドイツニュースダイジェストの『ドクターの診察室』でも、一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」を指すと書かれています(口内の粘膜にできる炎症を総称してStomatitisと呼ぶみたいですね)。これなら短くてすぐ覚えられます。

 ということで、なっがい単語を覚えずとも、Apothekeではアフタの薬をくださいと言えばすんなりと出してもらえます。私が出してもらったのは、Stadaという製薬会社が出しているKamistad Gelです。これがとっても良い!

 この薬は、抗炎症・抗菌・抗真菌性・消炎・抗アレルギー作用があるカミツレ花エキスを使っているところが特徴的で、症状が軽いうちに塗るとだとだいたい2~3日で治ってしまいます。また、局所麻酔薬であるリドカインが入っているため、口内炎に塗布してすぐに痛みの感覚がなくなって、痛さでイライラすることがかなり減るようになりました。口内炎のイライラから開放されたときのうれしさったら! 痛みはなくなるし(もちろん、麻酔が切れれば痛みは復活しますが)、すぐに治るしで、初めて買ったとき以来、とても重宝しています。ありがとう、Kamistad Gel!

 なお、KamistadはApothekeでしか買えませんが、dmで買える口内炎用の薬もあるようです。こちらの薬はKamistadを購入後に存在を知ったため、使ったことがなく、使用感などは分かりませんが、一応情報として載せておきます。


 
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