Rowan Focus レビュー


 先日、Rowan Magazine 66のレビューを書きました。

 当初の目的は、Magazineの第66号を手に入れることだったのですが、Focusとセット売りになったのを購入したため、思わぬ形でFocusも手に入りました。そこで今回は、Rowan Focusのレビューを書こうと思います。

判型が大きい

 前回のMagazineレビューで書き忘れていましたが、このRowanの冊子は、一般的な本のサイズに比べると、判型がかなり大きいです。測ってみると、縦314mm、横240mm。A判やB判にこのサイズはないので、特殊サイズか?と思ったら、タブロイド判(315×235mm)もしくはハーフ・ベルリナー判(230〜240×310〜320mm)に近いようです。日本でこのサイズに一番近いのは菊倍判(304×227mm ピアノの楽譜などで使われる一般的なサイズ)でしょうか。英語パターンは文字量もあるので、パターンが見開きに収まるには、これくらい大きさが良いのかもしれませんね。
 余談ですが、毛糸を買ったら付いてきたwysのパターン本は判型がどうなのか測ってみたら、縦270mm、横210mm。A4判の縦(297mm)が短い変型判でした。

Focusはデザイナーが一人、使用毛糸は2種

 さて、Magazineには10組のデザイナーによる作品が掲載されていたのとは違い、FocusはLisa Richardsonというデザイナーさんのみのパターン集です。

 さらに、使われている毛糸は、RowanのIsland BlendまたはCashmere Hazeの2種類で、どちらかまたは両方の糸を使ったパターンが掲載されています。この本では紹介されていないKidsilkを使っているものもありますが、必ず先の2種のどちらかが一緒に使われています。

Focusの中身

 すべて女性向けで、毛糸の特徴を生かしたであろうフェミニンなデザインのものばかりです。棒編みが13パターン、かぎ編みが2パターンで、内訳は、セーター6、カーディガン2、コート1、ストール1、マフラー3、帽子1、手袋(ミトン)1でした。Rowanのサイト内にあるRowan Focusのページで、すべてのパターンの写真を見ることができます
 難易度は1(Beginner Techniques)、2(Simple Techniques)、3(Experienced Techniques)、4(Advanced Techniques)に分かれていて、この本では1が一つと3が二つで、あとの12パターンは2だったので、むずかしくて手が出せないパターンはそんなにありません。
 基本的にセーターやカーディガンは前・後ろ身ごろと袖を別々に編む方法が採られていますが、一つだけ、輪針で前後の身ごろを裾から一緒に編むパターン(Halcyon)がありました。模様編みもステキ。

 FocusはMagazineに比べると、比較的編みやすそうなものばかりでした。セーターで挑戦したいと思うものがあったので、いずれ編もうと思います。

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