Rowan Magazine 66 レビュー


 先日、毛糸と一緒に注文したRowan Magazine 66(2019刊行)のレビューをしたいと思います。

Rowanとは

 Rowanはイギリスのちょっと高級な毛糸メーカーで、個人的にここの毛糸を使うことに憧れを覚えます。ロンドンにあるリバティ・ロンドン Liberty Londonへ行ったとき、毛糸売り場には所狭しとたくさんのRowanの毛糸が並んでいるのを見て、それがあまりにも圧巻だったため、うれしくて自分の顔が紅潮しているのが分かりました(Rowan Magazineを読んで知ったのですが、リバティ・ロンドンはRowanの旗艦店 Flagshipでした。どおりでたくさんあったハズだ)。ああ、いつかRowanの毛糸でセーターを編みたい。

Rowan Magazineを購入した理由

 さて、そのRowanが刊行しているRowan Magazine、この第66号は特別号らしく、Rowan MagazineとRowan Focusの2冊がセットでした。しかし、デパートのJohn Lewisの手芸売り場では、Magazineだけの販売もしていましたので、セットでもバラでもどちらでも買えるみたいです。

 いまのところ残念ながら私には縁のないRowanですが(笑)、以前にも書いたように、この本を買った理由があります。
 それは、この号の撮影場所が、現在私が住んでいるケンブリッジだったからなのです!

見開きとびらページに”the historic university town of Cambridge”と記述されています(赤線)

 冊子に掲載されている写真を見てみると、モデルさんたちが着ているニットウェアや小物にカメラの焦点が合っているため、パッと見ただけでは撮影場所がケンブリッジと分からないのですが、男性モデルさんの背景にケンブリッジ大学のキングス・カレッジが写っていて(下の写真)、はっきりとここがケンブリッジであることが分かるのです。

Rowan Magazine 66の撮影風景の動画

 もっとよく分かるのは、この撮影風景を映した下記の動画です(YouTubeより)。
 この動画を見ていると、先述のキングス・カレッジ King’s Collegeだけでなく、セント・キャサリンズ・カレッジ St. Catharine’s College、ミル・レーン Mill Laneやラウンドレス・グリーン Laundress Greenの近辺、ケム川 Cam riverに架かる橋(Garret Hostel Lane)、パブのイーグル Eagle……などなどで撮影されたことが分かります。知ってるところばかりで、なんだかうれしい。

第66号に掲載されているパターン

 前置きが長くなりましたが、中身を見てみようと思います。
 66号には、10組のデザイナーによる25種類のパターンが掲載されています。内訳は、セーター9パターン(うち、レディース5、メンズ4)、カーディガン9パターン、ストール3パターン、スカーフ(マフラー)4パターン。Rowanのサイト内にあるRowan Magazine 66のページにすべてのパターンの写真を見ることができます。

 難易度 Experience Ratingは1(Beginner Techniques)、2(Simple Techniques)、3(Experienced Techniques)、4(Advanced Techniques)の4段階に分かれていて、この本には4の非常に難しいパターンはなく、1~3のみ。ほとんどのパターンは1または2で、3は7パターン。Top-Downで編むセーターまたはカーディガンはなく、上着はどれも前・後ろ身ごろ、袖のパーツごとに編み、最後にとじる方法がとられています。うーん、私にとってはちょっとハードルが高い。
 でも、どれもとっても豪華なパターンです。模様があるものはもちろんなのですが、一色で編むシンプルなセーターですら華やかに見える不思議(モデルさん方がステキ過ぎて眩しいせいもあるかも)。
 もう少し経験を積んだら、やっとこの本に出ているセーターかカーディガンのパターンに手を出せるようになるかな……。まだまだ経験不足は否めません。それでも、ストールやスカーフなら編めそうなので、この中から編むなら、まずはそのどちらかのパターンを編んでみようと思います。

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