缶入りのいなり寿司の素


 クリスマス時期になると、夫の職場ではパーティーが開かれることが多く、そのさいはだいたい一人一品持ち寄りであることがほとんど。何を作って(または買って)持っていってもいいのですが、我が家が用意するのは毎回いなり寿司です。夫の職場でまたクリスマスパーティーがあるというので、今回も用意したのはいなり寿司でした。
 ただ、今回は使ったのはいつものお揚げ、Yamatoというメーカーの出している「江戸前いなり」(リンク先:Shochiku 松竹)ではなく、J-Basketというメーカーの缶入り『いなり寿司の素』という商品。初めて使いました。16枚入り。

 ちなみに、江戸前いなりは12枚入りで、裏面には「お米約2合を~」と書いてありますが、経験上12枚に2合はかなり多いので、我が家はいつも1.5合で作っています。16枚となると、2合弱くらいでしょうか。

 いざ開封。開けてビックリ。というか予想していなかったので驚いたというべきか。縦に並んで入ってた~。
 

 すし飯を作って(我が家は、紅生姜と炒りゴマを混ぜて作ることが多いです)、用意したお揚げの分だけすし飯を丸めておき、缶から出したお揚げを一つずつ開いていってから、なかに詰めていきます。

 夫と詰めたので、あっという間に出来上がりました。これで準備完了。


 
 こちらでは日本(人)=寿司と考えている人がとても多く、日本人だというと寿司を期待されることは結構あるようです。でも、我が家は巻き寿司を作って持っていったことはなかったなあ。
 夫が一人でドイツに住んでいたとき(私はそのころまだ日本に住んでいた)、クリスマスパーティーの持ち寄りで何を持っていくかを悩んで同じ職場で働いていた先輩に相談したら『いなり寿司を持っていけば外さない』と教わり、作って持っていったのだそうです。これが思いの外人気があって、あっという間になくなってしまったのだとか。おかげさまでいなり寿司は完売。その先輩が夫以前に作って持っていってたおかげもあって、職場ではいなり寿司がすでに周知されていたのも功を奏したみたいです。
 と、そんな経験があったもので、持ち寄りパーティーといえば、我が家はいなり寿司を用意するのが定番となっています。

 いなり寿司には油揚げが必要ですが、ドイツではなかなか手に入りにくい。でも、いなり寿司用に作られているお揚げは、パックで売られているのをよく見かけるので、かなり手軽に入手できるのです。しかも、普段使っていた江戸前いなりもこのいなり寿司の素も、自宅から徒歩圏にあるお店で手に入れられるので、手軽に作れるってもんです。便利な世の中になったなあ。

 作って持っていったいなり寿司は、おかげさまでとても好評であっという間になくなってしまったそうです。驚いたことに、夫のいまの職場(以前とはぜんぜん違うところ)でもいなり寿司を知っている人が結構いたそうです。いなり寿司を知らなかった夫の同僚の一人は、真剣な顔つきで夫に近づいてきて、『この茶色くて美味い食べ物は一体何なんだ!? 材料は何を使っているんだ?』と聞いてきたそうです。名前と材料を教えたら『よし、今度作ってみる!』と言われたそうです。いなり寿司、本当に人気あるわ。作って振る舞うたびに実感します。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です