今年も冬時間から夏時間へ変わりました


 早朝に目が覚めてトイレへ行ったとき、バスルームに置いてある時計が4時ちょっと前でした。たまたま起きていた夫に『もう5時になるよ』と言われて、えっ4時でしょ?と自分で言ったあとに、サマータイムに切り替わったことを思い出しました。前日までは覚えているのに、寝ちゃうと記憶がリセットされちゃうようです……。

 ということで、冬時間夜中の1時に時計が1時間進んで2時になりました。夏時間です。これまではブログの更新時間が日本時間22時でしたが、今日から21時となります。
 EU議会でサマータイムの廃止が決まって5年が経ちますが、いまだ夏時間調整 Daylight saving timeは継続中です。昨年も同じようなことを書いていました。

 先日、いつも見ているニュース番組France 24の英語版でも、“Is daylight saving time affecting your health?”(「夏時間調整は健康に影響するか?」とかそんな意味)というタイトルで、夏時間について取り上げていました。

 また、これは昨年の記事ですが、Wired.jpでも取り上げられていました。この記事を読んで、アメリカでもサマータイム廃止の動きがあることを知りました。

 実際に睡眠の質が下がり、不安障害や鬱を引き起こしたり、血圧の上昇や心臓血管が弱くなるなど体への悪影響を考えると、廃止もやむなしですが、一方で、明るい時間が多い方が人は活動しやすく、経済活動が増えることも言われているみたいです。まあ、経済活動については人間あってのことなので、やはり体を大事にするのが一番のような気もします。
 ただ、個人的な思い込みかもしれませんが、明るい時間が長いと、気持ちが明るくなったり活動的になるので、体に良い影響もあるような気がします。うーん、どっちにもメリットとデメリットがある感じですね。むずかしい。

 ヨーロッパへ移住してきたばかりの約10年前は、サマータイムをイベントのように捉えてお気楽に考えていましたが、あれから自分が歳をとったので、サマータイムに対しての考え方が変わりました。今後どうなっていくのか分かりませんが、ひとまずドイツは夏時間が始まりました。
 
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