身ごろが編み終わったので袖を編み始めています ~Ilaria Shirt
ふー、やっと身ごろが編み終わりました。
かなり編んだ段階で首周りにミスが見つかり最初から編み直していたIlaria Shirt、やっと裾で伏せ止めをすることができました。そして、引き続き、袖に取り掛かっています。
ドイツの毛糸メーカーLana Grossaが販売しているパターン単品ブックレットBeloved Knitsシリーズから、Ilaria Shirtという夏用セーターを編んでいます。ドイツ語で書かれたセーターのパターンを編むのは初めてです。
ブックレットについてのレヴューは↓こちら。
購入したのは紙版でしたが、デジタル版も販売されています。
裾の伏せ止めは、Elastic Bind Offを採用しました。イギリスゴム編みってどうやって伏せ止めすればいいのか迷っていろいろな例を探してみたら、紹介動画や記事のほとんどがElastic Bind Offを使っていたので、それに倣いました。伸縮性のある伏せ止めな上にかなりゆるめ止めたため、裾がヒラッとしていて広がっているのが気になりますが、ひとまずは「致し方なし」ということにしておきます。
それにしても、裾のイギリスゴム編みに入ってからは、編んでも編んでも終わらない感覚を久しぶりに味わいました……。首周りや裾で使われているイギリスゴム編みは、本体の4 mm針で編むメリヤス地と続いているような見た目のため採用されているのだと思うのですが、見た目と編んだ段数が違うため、これが少しストレスでした。イギリスゴム編みは2段編んで4 mmで編んだ表目と同じ見た目になるため、12段あるように見せるためには24段編まなきゃいけない。で、仕上がった裾を見ても、そんなに編んでるように見えないんだよね……。編んだ段数のわりに、見た目が半分以下にしか見えないっていうのは、なんとも切ない気持ちになります。
あと、イギリスゴム編みって、こんなに斜行するのかと驚いています。あまり編んだことがなかったので知りませんでした。普段なら、編み地の斜行はブロッキングで直せるし、とまったく気にしないのですが、モデルさんが着用しているサンプル写真で裾が斜行しているのを見てしまい、本当にブロッキングで直せるのだろうか……と不安がもたげてきました。まあでも、ひとまずこれはこのまま行くことにします。なんか、今回はこんなことばっかりだな。
さて、あとは袖だけですが、すでに片袖は編み始めています。袖でもまたコントラストカラーを使って編むかと思いきや、メインカラーだけで編んでいけるようなので、編み終わるのにそんなに時間がかからないような気がしています。
ただ、Ilaria Shirtは半袖のパターンですが、個人的な好みと使い勝手を考えて、半袖ではなく五分または七分袖にしようか、ちょっとだけ悩んでいます。基本的にドイツの夏は短いため、実は半袖の出番ってそんなにないんですよね(私の場合、ですが)。本当に暑い日は二週間もないことがほとんどなので、半袖よりも長めの袖の方が長い期間使えるだろうなあ、と考えてしまいます。でも、半袖で良いような気もする。うーん、迷う。
●編み物のドイツ語●
ドイツ語 | 英語 | 日本語 |
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abketten | bind off, cast off | 伏せ止め |
die Anschlagkante | stop edge | 止めている縁 |
auffassen | grasp | 取る、とらえる |
der Abnahmen | decrease | 減らし目 |
2 M rechts zusammenstricken | k2tog, knit 2 together | 左上2目一度 |
1 Überzug | skpo, slip knit pass over | 右上2目一度 |