指でかける1目ゴム編みの作り目を試してみた ~Ilaria Shirt(1目ゴム編み版)
昨日から、以前編んだサマーニットIlaria Shirtの一部を改変して『1目ゴム編み版』として編み始めました。これは、首周りと裾、袖口で使われているイギリスゴム編み部分を、1目ゴム編みに変えただけの、なんてことはないものです。
ドイツの毛糸メーカーLana Grossaが販売しているパターン単品ブックレットBeloved Knitsシリーズから、Ilaria Shirtという夏用セーターの一部をちょっとだけ改変(首周り・裾・袖口のイギリスゴム編みを1目ゴム編みに変更)して編んでいます。
以前編んだ改変なしのIlaria Shirtの完成品は↓こちら。
ブックレットについてのレヴューは↓こちら。
購入したのは紙版でしたが、デジタル版も販売されています。
80 cmのコードが別のプロジェクトで使われているため、60 cmのコードにかけているので見えませんが……いまは身ごろでの増し目が終わり、袖の増し目が始まりました。それにともない、ボーダーの線が入ってきました。まだまだ目が増えていきます。まだまだこれからです。
ところで、今回編み物をかなりするようになってから、初めて『指でかける1目ゴム編みの作り目』をやってみました! この『指でかける~』は、編み物を始めて間もない小学生のころ、母が持っていた編み物本にやり方が書かれていたので、本を見ながらやってみたら針の動かし方が思いの外楽しく、それで何度もくり返していたらいつの間にか糸のかけ方を覚えました。いや、覚えたのは針にどうやって糸をかけるのかだけで、ここから正しい方法でゴム編みの作り目にすることはできなかったんですけどね……。苦い思い出。
以前、アプリ『棒針編み辞典 160記号』(日本ヴォーグ社)に次のように書かれていたがずーっと引っかかっていたんですよね。
別鎖を使用する方法より伸縮性もあり、編み物に慣れてきたらぜひ覚えたい技法です。[後略]
引用元:『指でかける1目ゴム編みの作り目を教えて。』より
(項目「指でかけるゴム編みの作り目」、アプリ『棒針編み辞典 160記号』、日本ヴォーグ社)
別糸を使ったゴム編みの作り目よりも伸縮性があるなんて。それ魅力! 別糸を用意しなくていいし、かぎ針用意しなくていいし、使う道具が少なくてすむのも魅力的。やってみたら、いろんな糸や道具でごちゃごちゃしなくてスッキリ。こりゃいい!
なお、指でかける1目ゴム編みを輪にする方法は、betibettinさんの動画『【よく分かるゴム編み】指でかける1目ゴム編み・輪編みの作り目』(YouTube)を参考にしました。ゴム編みにかんする解説動画はbetibettinさんが一番分かりやすいので、いつも参考にさせてもらっています。
◎【よく分かるゴム編み】指でかける1目ゴム編み・輪編みの作り目/betibettin(リンク先:YouTube)
確かになかなかの伸縮性。これなら頭も問題なく入りそう。
輪にするやり方も覚えたし、これからはもっと指でかける1目ゴム編みの作り目を多用していこうかな。今度、チャンスがあればくつ下で使ってみよう。