UEFA欧州選手権(ユーロ)2024が閉幕

ユーロ2024の決勝戦が行われたベルリンのオリンピアシュタディオン。優勝セレモニーがド派手だった

 昨日2024年6月14日は、ドイツで開催されていたUEFA欧州選手権(ユーロ)の決勝戦スペイン対イングランドの試合がベルリンのオリンピックスタジアムで行われ、スペインが優勝して終わりました。ひと月に渡るサッカーのお祭りが終わってしまって、抜け殻。いまは祭りのあとの寂しさを味わっています。

 ドイツは今回優勝したスペインと準々決勝で対戦し、スペインの1点リードのまま迎えた試合終了間際にヴィルツ Wirtzがシュートを決め同点となりましたが、延長戦で追加点を決められてしまい惜しくも敗退。このスペイン対ドイツの試合が、今大会のベストゲームだったとの声も多いようです。これには激しく同意。もしこの試合でドイツが勝っていたら、かなりの確率でドイツが優勝したかもしれません。ドイツが負けて本当に本当に残念でしたが、今大会でのドイツは以前の強さを取り戻したように思います。

 それにしても、今大会のスペインは強かった~! 前線のオルモ Olmo、ウィリアムズ Williams、ヤマル Yamalの三人は本当に脅威で、このうちの誰にボールが渡っても点が決められてしまう!と毎回ハラハラしていました。オルモは普段ブンデスリーガで見ていて、いい選手だなあとずっと思っていましたが、今大会は大活躍っぷりに驚いちゃったよ。ウィリアムズなんて全然知らない選手だったけど、彼もすごかった。ヤマルなんて16歳だよ……(決勝の前日である7月13日に誕生日を迎え、現時点では17歳。しかも彼は生まれたばかりのころに、あのメッシ Messiに抱っこされてるんだから、その若さが際立つ)。本当にすばらしい才能たちだった。グループリーグの試合からスペインの強さはほかの国に比べて頭一つ出ていたので、スペインが優勝するかも……なんて夫ともよく話をしていたので、予想通りでした。

 イングランドは前回のユーロに続き決勝進出でしたが、残念なことに負けてしまい、いまだタイトルなし、という状態。スペインがリードしていて同点に追いついたときは、もしかして……!と淡い期待をいだきましたが、途中交代で入ったオヤルサバル Oyarzabalに86分に追加点を入れられてしまい、そのまま試合終了。個人的には、ケイン Kaneとベリンガム Bellinghamの二人をブンデスリーガでいつも見ている(見ていた)ので、ぜひ勝って欲しいと思っていましたが……。

 今回の大会では、どこの国も世代交代がグンと進み、若手の良い選手たちをうまく使っていた国が強かった印象があります。逆に、ベテラン勢で揃えた国は、二三年前と比べると明らかに力が落ちていて、盛者必衰の理を感じずにはいられませんでした。

 代表チームが戦う大きな大会は、各国とも普段は見ないようないろんな選手を見ることができて、本当に楽しい。あとひと月ほどで始まる今シーズンのリーグ戦、いまからほんと楽しみ!
 
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