寝室の天井にある煙警報器


 先日の日曜日、朝食の支度を終えて夫が起きるまでしばしの自由時間を楽しんでいたとき、甲高い「ピッ」という音が聞こえてきました。でも、音が小さかったし、一度鳴ったらしばらく鳴らないし、たぶん外で鳴っているんだと思っていたのですが、しばらく経つとまた「ピッ」と鳴るし、それが続いたのです。最初の音が鳴ってから割とすぐに夫が起きてきて「結構大きい音で鳴ってるけど、あれ何?」と言われたのですが、むしろ私が聞きたい。私はそんなに大きな音じゃないと思っていたのですが、夫によると、結構な音量だったとのことで、怪しいのは寝室。規則的に鳴る音を頼りに寝室をウロウロしていたら、その正体が分かりました。天井に設置された火災報知器(煙警報器)でした。

 でも寝室。火の気はおろか煙もまるでありません。ずーっと鳴り響いているわけではないのでしばらく放っておいたのですが、鳴ってから1分くらいするとまた鳴る、をくり返し続ける。これがどうにもイライラするので、写真を撮ったあとGoogleレンズで検索すると、実物と完全一致する商品を見つけることができました。Googleレンズってめちゃくちゃ便利~! 写真で検索すると、該当するものが見つかるって、便利な世の中になったもんだ。ドイツには、いまだに使い方が分からないものや知らないものが多いですからね……。

 その結果、SebsonというメーカーのRauchwarnmelder(煙警報器)で、商品番号はGS506Gだと特定することができました。ここまで分かれば、あとはメーカーのマニュアルを探すだけ。

 いまはだいたいどこのメーカーの商品も、取扱説明書がPDFファイルなどでアップロードされているので、とっても助かってます。たとえば、以前住んでいたゲッティンゲンの部屋に食洗機が設置されたことが二度ほどあるんですが、二回とも中古品だったため、取扱説明書はなし。でも、商品番号で検索すると取扱説明書のPDFファイルが見つかるので、それで使い方を覚えました。ほんと便利。

 話を元に戻します。
 煙警報器の取扱説明書を読んでいて驚いたのが、(無知をさらしますが)煙警報器って電池で動いてるんだねー! 全然知らなかった~……。よく考えてみれば、以前マインツに住んでいたときに、火災警報器の設置が義務付けられたために設置に業者さんが来たことがあって、どんな大規模工事が行われるのかと思いきや、ただ小さな丸い警報機を天井にピタッと貼っただけで終わりだったことを思い出しました。電源がないところに貼るだけで設置完了ってことは、警報器の動力は電池だと今なら分かります。でも、自分で設置したことがなかったし、中身がどうなってるかも知らなかったので、まさか動力が電池とは思いもしなかったわ~。いやー、勉強になった。
 こういうことをいろいろと調べていたら、いつの間にか音が鳴らなくなったので、電池が完全になくなったんだと一安心。おかげで天井から取り外すことなく一日を過ごすことができました。説明書には電池の種類も書かれていたので、後日買いに行こうと夫と話をして、警報器騒動が終わりました。

 しかし、それで終わってなかった。その日の夜中、寝室で寝ていたら、またピッという音が鳴るようになったんです。かなり遅い時間(たしか夜中の3時ごろ)だったこともあって、夫はもうそのまま寝ちゃえばいいじゃんと言っていましたが、私はこんな音が鳴っている間は眠れないよ! ということで、昼間見つけたマニュアルを見ながら天井から取り外し、電池を外して、やっと静かになりました。

 警報器を外したままではさすがにマズいと思うので、近々新しい電池を買ってきて、また設置しなきゃなあ。
 
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2件のコメント

  • Yukaさんこんにちは!これわかりますー🥹多分停電しても検知できるように電池なんでしょうね。うちのは何故か毎度毎度、寝静まってから鳴るのでめちゃくちゃイラっとします🤣切れるまで待たずに家中のを定期的に変える策も出ましたが、8箇所くらいあるので腰があがらず。。せめて鳴りだしたときにこの特殊な電池のストックがないってことがないように買ってはあります(笑)

    • Iggiさん、コメントありがとうございます。
      分かっていただけてうれしいです!
      寝静まってから電池切れを知らされるのって、なんであんなにイライラするんでしょうね。すごくよく分かります。それにしても、お家に八箇所くらいもあるとは、大きなお家なんでしょうね~。
      そういえば、入居後今回のことがあるまで気にしたことがなかったので確認してみたら、どうやら電池式は寝室のみらしく、これを交換したらしばらくは大丈夫そうです(そう願いたい)。あとは、キッチン横の玄関には外から電源を取っているらしい、煙警報器ならず、火災報知器らしきものが設置されているだけでした。狭い家の利点はコレですね(笑)。

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