別糸を使った場合と、指でかける場合の作り目で1目ゴム編みを比較してみる


 前回の記事で、別糸を使ったゴム編みの作り目について書きました。今回はその続きです。

 今回は、同じゴム編みでも、指でかけるゴム編みの作り目と裾を比較してみようと思います。指でかける方は、針の動かし方が複雑で、しかも糸がただ引っかかっているだけでほどけやすく、少々扱いにくい作り方ですが、別糸が用意できないときなど、この方法で作り目ができるのは便利だと思います。
 

別糸を使った場合と、指でかけた場合のゴム編みの裾と編地を比べてみる

 まず、別糸を使ったゴム編みの作り目でできたゴム編みですが、編み目が汚いのは目をつぶるとして、裾の目が横に広がったりせずにきれいに整っていると思います(上の写真)。私が理想とする形です。いままであまり1目ゴム編みが好きではなかったのですが、これなら大好きになれそう。

 そして、指でかける方法で1目ゴム編みを編んでみました。
 ゴム編みといえば、ゴム編みの構造から作り方まで丹念に解説しているbetibettinさんの有名な動画があります。いつも指から目を針にかけたあとどう編むのか忘れてしまうので、必ずbetibettinさんの動画を見ながら編んでいます(この動画があるから、覚える必要性を感じていないと言えるかも……)。この指でかけるゴム編みの作り目は子どものころに知り、ずっと間違ったまま覚えて使っていましたが、この動画でそれに気づくことができました。ありがたい。
 下記の動画は1目ゴム編みですが、ほかにも2目ゴム編みの作り目の方法や、縫い針を使った1目ゴム編み、2目ゴム編みのとじ方など何種類かシリーズがあります。→ よく分かるゴム編みシリーズ

 そして、指でかけるゴム編みの作り目で編んだのが、下の写真です。

 自分の技術の足りなさを棚に上げてしまいますが、裾は整っていると思うものの、目が全体的に開き気味で、潰れてしまったかのようになってしまいました。作り目こそやり方が違いますが、作り目以降は同じように表目裏目で編んでいるはずなのに、不思議です。私がよく知っている1目ゴム編みは、この目です。

 編地はひとまず置いておいて、裾だけに焦点を絞るならば、別糸を使う場合と指でかける場合とでは、どちらも目が整うことが分かりました。ただし、今回のように、1目ゴム編みに限ります。2目ゴム編みの場合、指でかける方法では目の入れ替えなどもあるため、この限りではありません。2目ゴム編みはまた改めて、いずれ記事にしたいと思っています。

 これらを比較した結果、やりやすかったのは別糸を使った場合でした。そのため、カーディガンBreckonで平編みをする身ごろは、この「別糸を使ったゴム編みの作り目」で裾の1目ゴム編みを編もうと思います。
 では、輪で編む袖口は?
 この平編みの方法を応用すれば、輪編みにする袖口の1目ゴム編みもできると思っています。本には載っていなかったため、私が試した方法が最善かは分かりませんが、まずはやってみようと思います。

 続きます↓。


 
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