ドイツ式作り目 German Cast Onで輪編みにしたとき、作り目が連続しているように見える糸始末の方法


 編み物を始めたころから渡独するまでは、作り目と言えば、指でかける作り目 Long Tail Cast Onしか知りませんでしたが、ドイツに住むようになって編み物を再開してわりとすぐにドイツ式作り目 German Cast Onを知って、その伸縮性に感激して以来、ほとんどのもの、とくにくつ下を履き口から編む場合はGerman Cast Onを使ってきました。しかし、最後の糸始末がどうにもうまくできず、これまでかなりテキトーにやっていました。これまでも、そのことについてちょこっとだけブログに書いたことがあり、どこかにキレイに始末する方法がないものか、とネットでいろいろと調べたこともありました。

 かなり探してみたのですが、どこにも情報が出てこなかったので、じゃあ自分でなんとかするしかない、とGerman Cast Onの構造を見て、自分なりに糸始末のやり方を考えてみました。下記に写真とともに解説しようと思います。

ドイツ式作り目 German Cast Onで輪編みにしたときの糸始末の方法

1. 糸を縫い針に通したら、作り目の最初の目(ピンク)に裏側から縫い針を刺し、糸を通す


 
2. 次に、糸端(黄色)が出ている輪を見つけ(ピンク色)、そこに縫い針を前側から刺して、糸を通す


 
3. あとは裏側で糸始末をして完成


 
 これで作り目が連続しているように見えると思うのですが、どうでしょうか。もうちょっと改善の余地があるかもしれませんが、個人的には概ね満足です。

 このやり方を見つけるのに結構時間がかかっているのですが、書いてみるとあっさりで拍子抜け。こんなのは常識的すぎて、誰もわざわざ記事にしてなかったのかもなあ……。でも、自分で見つけられたのがうれしかったので、まあいいや。

 ひとまず今後は、このやり方でGerman Cast Onの糸始末をしていこうと思います。
 
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物(個人)へ 
にほんブログ村 ハンドメイドブログへ 

2件のコメント

  • 名前は一応、「チェーンつなぎ」ですね!かぎ針編みの本には載ってましたが、棒針編みの本はどうでしょう…。棒針編みでもチェーンつなぎできるんですね!これから他の作り目でも試してみたいとおもいます~♪☺

    • ふにゃふにゃりんごさん、初めまして。コメントありがとうございます。
      かぎ針では「チェーンつなぎ」という名前があるんですね! ここ10年くらいかぎ針編みの本を見ていないので知りませんでした。
      棒針編みは輪にするときに、やはり最初と最後の目をつなぐ方法があります。ドイツ式作り目だと一般的な指でかける作り目とは目が違うので、つなぎ方がいつもテキトーだったんですよね。ちゃんと見た目を連続するようキレイにしたくて試行錯誤しました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です