ゲッティンゲンのウェブカメラ、GöCam


 ドイツのゲッティンゲンへの引越しが決まったときから、その町を知るためにいろいろと調べたことがありました。そこで知ったのが、ゲッティンゲンとケンブリッジの思わぬ繋がりでした。
 ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン、通称ゲッティンゲン大学は、イギリスの国王ジョージ2世によって設立されたため、彼のドイツ語名を冠しています。ジョージ2世は在位時ドイツのハノーファー選帝侯も兼任しており(ハノーファーはゲッティンゲンのあるニーダーザクセン州の州都)、またジョージ2世は、イギリスではケンブリッジ公爵・侯爵でした。これが関係しているかどうかは分かりませんが、第二次世界大戦中、イギリスとドイツはお互いケンブリッジとゲッティンゲンを爆撃をしないという紳士協定を結んでいました。そのため、どちらの町も戦火を免れ、昔のままの姿を今に残しているのです。
 これらを知って、自分たちがいまケンブリッジにいて、そしてゲッティンゲンへ行くというのは何かの縁なのかもしれないと、ゲッティンゲンへ行くのがますます楽しみになりました。

 前置きが長くなりました。
 引越し先が決まると、そこの町にあるかもしれないウェブカムをまず検索してしまいます。探してみたら、ゲッティンゲンにはいくつかウェブカメラが設置されていて、リアルタイムで町の様子を知ることができることが分かりました。なかでもGöCamと名付けられたサイトにある歴史的な市庁舎と『ガチョウ番の娘リーゼル』の銅像がある広場を映したウェブカムは、5秒毎に画像が切り替わり、リアルタイムで町の様子を知ることができるため、よく眺めています。

 もう少ししたら自分がこの町へ行くのかと思うと、見ていてウキウキとした気持ちになれます。

 上の写真は、ある日の町の様子をプリントスクリーンしたものです。実はこの写真のなかに夫がいます。PCR検査をしに行った帰りにこの広場に向かった夫から電話があり、すぐにGöCamを開いて広場にいる夫を確認しました。リアルタイムでこんなことができて、とても楽しかったです。

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