荷物がドイツへと出発しました


 先日、ようやく部屋に積み上がっていた荷物が、引越し会社に集荷され、ドイツへと出発しました。まだまだ引越しは終わっていませんが、荷物がなくなったことにまずは一安心。

 その前日に引越し会社から連絡があって、私のところへ来る前に別の場所で仕事をしてから来る、とのことだったので早ければお昼すぎ、遅くても16時ごろにはやってくるだろうと予想して、準備をして待っていました。14時30分ごろに部屋のベルがなり引越し会社の屈強そうなドイツ人男子二人がやってきたので降りてみると、20メートルはあるものすごく大きなトレーラーが一台、アパートの前に停まっていました(上の写真)。部屋に戻って荷物を一通りチェックしてもらったあと、二人はサクサクと運び出しトラックへ積み込んでいきました。その後部屋から荷物がなくなると、あちらの用意した書類に私がサインをし、私が用意した書類を彼らに渡し、荷物の積み込みが完了。彼らがやってきて、1時間ほどですべての作業が終わり、ドイツへと旅立っていきました。

 ちなみに、私が用意した書類は下記の通りです。

・私と夫のパスポートコピー
・発送の委任状 Vollmacht – Abfertigugn
・税関用書類 Zollformular 0350と荷物のリスト
・ドイツの住民登録書(夫の分) Anmeldebestätigung
・ドイツで借りているアパートの契約書 Mietvertrag

・イギリスでの雇用に関する書類
・夫のドイツでの雇用契約書

 委任状は、私たちに代わって引越し会社が荷物を運ぶことを委任した書類です。税関用書類はドイツ語フォームだったので、運び込む荷物の大まかなものをすべてドイツ語で記入し、それとは別に荷物のリストを添付し、そこにはドイツ語と英語を併記しました。これらを、集荷のやり取りしていたドイツの引越し会社にメールで送り、その会社のパートナー会社(今回集荷に来てくれたところ)にプリントアウトしたものを渡しました。

 最後の二つは、ドイツの引越し会社へメールで送ったものです。イギリスでの雇用に関する書類は、最低1年はイギリスにいたことを証明しなければならなかったため、雇用開始日と契約終了日が書かれている必要がありました。簡単に証明できるものとしては、給与明細がありましたが、それだと枚数が多すぎるため、夫がイギリスへ来るときに大学側が夫の身分を保証するために出してくれたCertificate of Sponsoreshipという書類のコピーを提出しましたが、これで問題なかったようです。

 
 今回のことで分かったのは、引越しの荷物は最低限に絞るべきだということ。引越しし慣れた人たちには今更なことでしょうけど、私たちは今回のことで身を持って知ることになりました。

 私たちはヨーロッパに来てから、ドイツ国内で1回(2016年)、ドイツからイギリスへ1回(2018年)と計2回の引越しを経験していました。国内引越しはそれなりに大変だったのですが、国境を越えることになった2018年の引越しが、思ったほど大変ではなかったのです。それもそのはず、このころはまだイギリスがEUに名を連ねていたからです。関税もかからず物の行き来が簡単だったため、今回のような苦労がほとんどありませんでした。
 しかし今回の引越しでは、イギリスはEUを離脱したあとだったため、これまでとは状況が大きく変化していました。そして、国境を越える(EU外からの)引越しが、いかに大変であることかを理解しました。もし発送する荷物が少なくDHLといった郵便で送ることが出来ていたら、私たちはスーツケースだけで荷物を運ぶだけなので、夫と二人でドイツに行けただろうと思います。家具類はほとんどなかったとはいえ、荷物が多すぎました。
 大いに反省。ドイツではなるべく持たない生活を心がけたいと思っています。ドイツの部屋って広いところが多くて、ついつい買い込んでしまうのですが、今回の移住では絶対にそれをしないようにしなければ。小さいものでも、塵も積もれば山となりますし。

 何はともあれ、荷物が部屋からなくなったら、もう少しでイギリスを離れるんだな、と実感がわき始めました。飛行機のチケットも予約済み、その前にコロナの陰性を証明するための検査も予約しました。そうだ、空港までのタクシーの予約もしなければ。
 何度も書いていますが、あとは部屋をできるだけきれいにするだけです。
 
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2件のコメント

  • yukaさん、お疲れ様でした。あとは最終の掃除と出発を待つだけですね。それにしてもオーブンのセルフクリーニング機能はよかったですね。私もマニュアルをみてみようと思います。
    イギリスのEU離脱はかなりの影響があったんですね。荷解きも大変ですけど向こうにはだんなさんもいらっしゃるし、気分的に違うでしょう。きつくなったら編み物で癒されて、片付けがんばってください。
    次はドイツでの記事になるんでしょうか。新生活と編み物楽しみにしてますね。
    私も片付け、徐々に頑張ります。

    • マカロンさん、コメントありがとうございます。
      出発を数日後に控え、部屋の後片付けや掃除も最終段階に入りました。出発日当日は早朝にアパートを出てしまうため、いまは出発前日にやらなければならないことを書き出して、漏れがないかチェックをしています。
      手荷物には編みかけのカーディガン(久しく編んでいなかったBreckon)を入れていきます。もし編む時間が取れなかったとしても、それがあるだけで少し気持ちが落ち着くかな、と。
      あともう少し、がんばります。マカロンさんも、引越し準備がうまくいくといいですね。

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