ドイツに入国するまで


 搭乗機のボーディングパスを渡され、イギリスを出国できることが確定しました。
 予約していた飛行機はルフトハンザ航空のLH901便で、ヒースローを9時30分に出発して、ドイツのフランクフルトには12時05分到着予定でした。搭乗時刻になり飛行機に乗り込むと、利用者が思っていたよりも多くて驚きましたが、3人がけの席で真ん中の列は空いていたため、もちろん満席ではありませんでした。

 飛行機の中では、余計なことを考えないよう、ひたすら寝ていました。ほぼ時刻通りに出発して、予定時刻ごろに到着したと思います。アナウンスがあった座席から飛行機を降りたため、出るのに混雑するようなことはありませんでした。この降り方はこれからも続けていってほしい方法です。

 飛行機を降りたらあとは到着ゲートに向かって歩いて行きますが、意外と乗り換えの人が多かったようで、私の前を歩いていた同じ飛行機に乗ってきた人たちが別の方向へ歩いていってしまい、不安が募りました。そして、到着した先は、並んでる人が誰もいない入国審査場。いよいよ入国審査です。若い男性職員でしたが、変な威圧感はなかったので、少しだけホッとしました。パスポートを見せて聞かれたのは、次の通りです。( )内は私の答えです。

*どこから来たのか(イギリスから)
*どういう旅程でフランクフルトに来たのか(ヒースロー空港からフランクフルト空港)
*これからどこへ行くのか(ゲッティンゲン)
*渡航理由(夫と合流するため)
*どれくらいの滞在予定なのか(少なくとも2022年の年末まで)

 そして夫の住民登録書を見せ、婚姻証明書も見せるように言われたのでドイツ語で書かれたのと英語で書かれたのを見せたら内容がチェックされ、パスポートにスタンプが押されるガションという音が聞こえたときは、頭の中で大喝采が起こりました。やったやったやった!と独りごちて荷物のピックアップのために地下へ降り、荷物を持って外に出ました。

 しかし、出口に夫がいませんでした。焦って連絡を入れてみると、夫は私の入国に何か問題があったときにすぐに駆けつけられるよう、地上の入国審査場のすぐ側で待機していてくれていました。無事入国できたことを知らせてようやく合流。夫に会えたときはうれしくてうれしくて、ちょっと泣きそうになりました。
 ドイツへ入ってしまえば、イギリスは危険地域を脱したとドイツが認めているため、あとは自由に動けるのが本当によかったです。ICE(Inter City Express)で空港からゲッティンゲンへ移動して家に到着。夜は宴にしよう!とビールをケースで買い込み、サッカーを見ながら二人で10本も空けてしまいました。以前ドイツに住んでいたときも、そんな飲み方をしていたので、自分がいまドイツにいることを強く実感しました。

 一番上の写真は、空港から歩いてすぐのところにあるICEの空港駅です。
 電車を待っている間、夫がサンドイッチを買ってくれたので食べると、ハム、野菜、パン、どれもがあまりにも美味しくて驚愕でした。

 私の住民登録やビザの申請など、やることはまだありますが、ドイツに入れたことでえらく時間がかかった引越しが、ようやく完了しました。
 
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2件のコメント

  • 初めまして、ドイツに住むkaroと申します。いつも楽しみに拝見していました。
    無事ドイツへ到着されてほんとうに何よりですね。
    旦那さまの一足先の渡独、イギリスでの一人による諸々の手続き、そしてお一人でのGöttingenへの旅など
    私だったら気が遠くなりそうな難行、お疲れさまでした!
    ひとまずのんびりなさって下さいね♡

    • karoさん、コメントありがとうございます。
      ドイツにお住まいなのですね! お住みになって長いのでしょうか。同じドイツ在住日本人として、どうぞよろしくお願いします。
      一人での移動は、コロナ前であれば何てことはなかったのですが、今回はBrexitとコロナが重なって、一人がこんなに不安なのかと知りました。フランクフルト空港で夫と合流し、ゲッティンゲンへは夫と移動することができたのでとても心強かったです。
      生活が落ち着くまではまだしばらくかかりそうですが、ゲッティンゲンでの生活を楽しみたいと思っています。

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