あの大人気アニメ「鬼滅の刃」の映画『無限列車編』が、いまドイツでも公開されていることを知りました。

»Demon Slayer«: Deutscher Kinostart des Films + Trailer (Anime2you)

　公開は5月20日からだったようで、公開期間はそこから数週間とのこと。
　映画が公開されていることを知ったのは、週末に近隣のスーパーのチラシとともに配布される、ゲッティンゲンやニーダーザクセン州南部を広くカバーしている無料の新聞「Extra Tip」に掲載されていたことでした（上の写真）。公開されてからひと月ほど経った今ごろ知ったのは不覚。上映会場によるようですが、ドイツ語吹き替え版のほか、日本語音声版・ドイツ語字幕もあるようです。近隣で日本語音声で見られるところを調べようと思ったのですが、そのリストが出ているはずのウェブサイトが現在何も表示されなくなっているため、二三日してからもう一度確認してみようと思います。

　日本では深夜放送帯に放映されていた「鬼滅の刃」ですが、それにもかかわらず幅広い世代に大人気だったそうですね。昨年、テレビで放映された続編にあたる『無限列車編』が公開となり、コロナ禍にあっても莫大な興行収入があったとかで、そのニュースは日々ネットで見ていました。
　週刊少年ジャンプの愛読者である夫が、連載初回から『この漫画はおもしろい！』と熱く語っていたのが、この「鬼滅の刃」でした。私はその夫の熱量に押されてやや引き気味だったため、漫画を読んでいなかったのですが、イギリスに住むようになってからCrunchy Rollの会員になり、そこで初めてアニメの「鬼滅の刃」を見ました。悲しくも温かい気持ちになるこの物語にハマるのに時間はかかりませんでした。それからというもの、夫が持っていたコミックを読み、ジャンプのバックナンバーで続きを読み（夫がジャンプ電子版を定期購読しているので、バックナンバーを読むことができた）、連載に追いついたら毎週のように続きを楽しみに読み、そして完結まで見届け、アニメは何度見返したか分かりません。国外にいながらにしてリアルタイムで日本のものを楽しむことができたのも、ネット時代の恩恵ですね。

　日本以外での映画公開については、2020年年末ごろの段階では、北米で2021年1月に公開という情報があるだけでした。当時はイギリスに住んでいたので、イギリスでの公開はどうなるのかを考えていましたが、2021年1月下旬にはドイツへの引越しが決まり、コロナ禍での引越しに右往左往することになったため、「鬼滅の刃」の映画のことはすっかり忘れていました。

　夫にドイツでも『無限列車編』が見られることを伝えると大歓喜。日本語で上映している映画館を探して、見に行こうと夫と話をしています。見られるといいなあ。秋からテレビシリーズも始まりますし、その前には絶対見たい。
　ちなみに、ドイツ語版トレーラーがYouTubeにあったので、載せておきます。ドイツ語版は、日本の声優さんたちの声質に頑張って寄せていますね。