購入した編み針評 ~KnitPro Zing


 閉店してしまったお店で買おうと思っていた編み針ですが、町にあるもう一軒の毛糸屋さんWollzauberへ行って買うことにしました。

 購入したのは、KnitPro Zingシリーズの据え付けタイプで、2.5mmの輪針(80cm)です。KnitProで木製以外の針を買うのは初めてです。しかもこの針は、Lana Grossaというドイツの毛糸メーカーとの提携商品らしく、Lana Grossaの商品であるかのようなパッケージになっています。ケーブルにもLana Grossaのプリントがされていました(下の写真)。おそらく、ドイツでないと買えない商品ですね。こんなのがあるなんて、おもしろい。

 針の素材はアルミです。ちょうど針の両端に切り替えがあり、針のほとんどに色が付いています。針の太さによって色が違っているようで、2.5mmは黄が少し強い赤に見えます(オレンジではない)。針全体はつや消しになっていて、色の部分は少しだけザラっとした感触がありますが、色の付いていないところは少しツルツルしています。先端は思っていたよりも細くありません。しかも、見た感じでは先端が丸くなっておらず、むしろ平らになっているような感じがします。これはいままでの針とは大違い。果たしてこれで編みやすいのでしょうか。

 持っているaddiのレース編み針であるFeinstricknadelnと、先端を比べてみました。addiは針先から11mmくらいで細くなり始め、先端は1mmもないくらいなので鋭利な印象がありますが、zingは細くなり始めるのが針先から7mmくらいのところで、先端は1mmほど。addiとは違って、丸っこい印象があります(実際はそんなことはないのですが)。

 商品が陳列されていたのを初めて見たときの印象ですが、針が長いような気がしていました。実際に図ってみると、addiのFeinstricknadelnよりも1cm以上長かったです。

※2021年7月12日 追記※
 ケーブルについて比較してみると、Zingは黒、addiは透明な赤です。触ってみると、若干ではありますが、addiの方が太いです。ケーブルのしなり具合はあまり差があるようには感じず、どちらも柔らかくて大変扱いやすいです。

※追記 ここまで※
 
 実際に使ってみると、思っていたよりも編みやすい針で驚きました。
 先端が平らになっているような感じがするからか少し太めに見えたので、目を捉えにくいのではないかと思いましたが、すんなりと捉えることができ、しかも細すぎないからか糸を割ってしまうことがほとんどなく、意外とスムーズに目を動かすことができます。これはかなり使いやすい針ですね。addiのFeinstricknadelnは大変気に入っていますが、KnitProのzingも同じくらい気に入りました。良い買い物だったと思います。次に編むくつ下は、このzingを使って編んでみようと思います。

 ちなみに、以前にも手持ちの輪針(KnitProのSymphonie Wood、AddiのRundstricknadelnとFeinstricknadelnの3種類)の編み心地について書いた記事がありますので、よろしければ。


 
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2件のコメント

  • コードの方はどうですか?
    addiのFeinstricknadelnはとても柔らかくて編みやすいですよね。
    近所にあるお店はLana Grossa専門店なので、次に輪針を買うのならKnitPro Zingのほうが手に入りやすいので、気になります。
    また感想をお願いします。

    • カーディガンを編んでますさん、コメントありがとうございます。
      そして、ケーブルについて記事で触れるのをすっかり忘れていました。失礼しました。
      記事にも追記で書きましたが、ケーブルの太さが若干Zingの方が細いですが、しなり具合はあまり差があるようには感じませんでした。どちらもとても柔らかく、扱いやすかったです。参考になれば幸いです。Zingについて、ほかに何かご質問があればお気軽にどうぞ。

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