ドイツで初めて受けたSchnelltest シュネルテスト
いま住んでいるゲッティンゲンのあるニーダーザクセン州では、12月に入ってからコロナに関するルールが厳しくなりました。以前は3G(ワクチン接種者 Geimpft、コロナからの快復者 Genesen、テストを受けた陰性者 Getestet)であればレストランに入ることができたのですが、いまは2Gプラス(ワクチン接種者 Geimpft、コロナからの快復者 Genesen、プラス テストで陰性 Getestet)でないとレストランに入ることができません。どういうことかというと、ワクチン接種者かコロナからの快復者で、テストで陰性だった人はレストランに入れますが、ワクチンを接種していない、もしくはコロナからの快復者でもない人は、たとえテストで陰性であっても、レストランに入れないのです。
実は近々、ちょっとだけ遠出をする必要があり、出かけた先でも、テストを受けた結果陰性であることを証明しなければなりません。実はまだドイツでSchnelltest シュネルテスト(15~20分で結果が出る迅速テストのこと)を受けた経験がないため、遠出をする直前に受けてワタワタしないよう、練習のつもりでSchnelltestを受けてみることにしました。10月中旬には有料となったSchnelltestですが、2Gプラスのルールが始まったころから再び無料で受けられるようになっています。ちなみに、イギリスで引越しの直前にRapid Test ラピッド・テストを一度だけやってみたことがありましたが、このときも無料でした。
ゲッティンゲンでは現在、Praxis 診療所(歯科医院で受けられるところもあるらしいです)、Apotheke 薬局ではもちろんのこと、これら以外にもSchnelltestを受けられる場所がたくさんあります。基本的に予約が必要な場所が多いですが、なかには予約をしなくても受けられるところもあります。私たちは予約の必要がない、家から一番近いテストセンターへ行き、テストを受けました。
テストセンターへ行くと書類を渡され、必要事項を記入し受付に持っていくと身分証明書の提示を求められました。書類と身分証明書の確認をされたあと、書類を持ってテスト会場に入ります。テスト担当者に書類を渡したら、検査開始。といっても、鼻の奥を専用のスティックで拭って終わりです。会場に入ってから2分くらいですべてが終わってしまいました。20分もすれば結果が出るからと言われ、その結果をメールかなにかで受け取るのかと思いきや、紙で渡されるという超アナログ方式。イギリスでラピッド・テストを受けたときは、スマートフォンで必要事項を入力して登録するため、テスト結果はSMSで届く方式でした。それがあったので、このアナログっぷりに「すごくドイツっぽい」と思わずにはいられませんでした(おそらく、Schnelltestを受けるのに予約が必要なところでは、紙で渡されることはないと思います。たぶん……)。
結果、私たち夫婦はどちらもNegativ 陰性! この結果は24時間有効です。
せっかく陰性だったので、ルールが厳しくなる以前によく行っていたレストランで食事をしてきました(店内に入るとき、また店内を移動するときは、現在FFFP2マスク着用が義務付けられています。医療用マスクではダメ)。ルールが厳しくなったにもかかわらずお店はそこそこ混んでいて驚いたのですが、あんなに簡単にSchnelltestが受けられるなら、その混み具合にも納得。最初は2Gプラスのルールは面倒そうな印象がありましたが、意外とそうでもないことが分かって良かったです。