かぎ針を使う作り目、Double-Chain Method

Double-Chain Methodという、かぎ針で編み針に編みつける作り目のやり方を紹介します

 
 先日、くつ下パターン集“52 Weeks of Socks”のなかからAvenaというくつ下を編むことにしましたが、パターンでおすすめされている作り目に、かぎ針を使うDouble-Chain Methodと書かれていました。かぎ針を使って棒針に編みつける作り目 Crochet Cast Onなら知っていますし、何度も使ったことがありますが、Double-Chain Methodというのは、このパターンで初めて目にしました。やり方を調べたので、自分の備忘録としてそのやり方を書いておこうと思います。

かぎ針を使う作り目、Double-Chain Methodのやり方

【用意するもの】

編み針(用意したのは2.5mmの輪針)
編み針と同じサイズのかぎ針(用意したのは4号のかぎ針)

【やり方】
1. かぎ針で引き結び Slip knotを作る

2. 編み針とかぎ針を一緒に持つ。このとき引き結びを編み針とかぎ針の間において、糸を時計の反対周りにかぎ針に一回巻きつける

3. 続けてさらに編み針にも巻きつける。このとき、引き結びの目(赤い丸で囲ったところ)がクルクルと回転しやすいので、ここを押さえながら巻くとやりやすい。この段階で、かぎ針には引き結びの目と二巻き、編み針には一巻き、糸が巻かれている

4. かかっている糸をかぎ針で、下の写真にある赤い矢印のように引き抜く

5. これで編み針に作り目が一つできる。続けて、糸を編み針とかぎ針の間を通して、2.のようにかぎ針を巻き、続けて編み針も巻いて再びかぎ針の前に糸を持ってくる

6. 4.と同じように、かぎ針で糸を引き抜く

7. あとは5.~6.をくり返し、必要な目数の1つ手前まで作れたら、かぎ針にかかっている目を編み針にかけて終了


 
 編み針にかかっている目の下にくさり目ができています。

 これを裏返しにしてみたら、やはりくさり目ができていました。おもしろい。だからダブル・チェーン(二重のくさり)という名前なんでしょうか。わかりませんが。

 作り目をしていて気づいたのですが、このDouble-Chain Methodは、伸縮性抜群の伏せ止めJeny’s Surprising Stretchy Bind OffのCast On版のような感じです。上のやり方で説明したように、糸を編み針に巻きつける前にかぎ針を経由しているので、その分多く糸が巻かれていることになります。編み針に一度糸を巻いてから目を編んで伏せるJSSBOと理屈が同じ。こんなやり方があるなんて、まだまだ世界には知らない編み方があるんだなあ。
 
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