ブラームスを追い求めて その3 ハンブルク編

ブラームスが生まれたアパートのあった場所にひっそりと建っているモニュメント

 ハンブルクといえば、作曲家ヨハネス・ブラームスの生誕地。20歳になる前、演奏旅行に出るまではここで育ちました。ここにはブラームスが生まれた家(の跡地)、ブラームス博物館、洗礼を受けたとされる教会があり、ブラームス好きとしては見逃せません。

 まずはブラームスの生家があった場所へ行ってきました(Denkmal Brahmshaus)。生家は第二次世界大戦中だった1943年の空襲で破壊されてしまったため、建物は現存していませんが、ここにあったという記念碑が建っていました。いつごろ撮影されたものかは分からないのですが、建物の写真は残されていて、装飾はあまり派手ではない木組みで出来た建物だったようです。

残されている写真をもとにアパートをかたどったプレート

 

 記念碑の目の前に建つビルには「Brahmsquartier」と書かれていました。この会社自体はブラームスとは無関係のようですが(そりゃそうだ)、おそらくこのビルのある場所に生家であるアパートが建っていたのかもしれません。


 
 次はブラームス博物館(Brahms Museum)へ行ってみました。生家のモニュメントがある場所から歩いて10~12分くらいのところにあります。今回は残念ながら博物館には入れず、外観の写真だけ撮ってきました。ちなみに、昔ハンブルクに旅行で立ち寄ったときに、博物館へは行っています。ブラームスが使った品々が展示されていて、その説明が書かれているプレートには日本語もあり、日本からブラームス博物館へやってくる方々が多いことを物語っていました。


 
 ブラームス博物館から徒歩5分ほどのところに、ブラームスが洗礼を受けたとされているハンブルクのシンボル、聖ミヒャエル教会(Hauptkirche St. Michaelis)があります。じつはここも昔来たときに、見学したことがある場所です。

 教会の外にはマルティン・ルターの銅像が建っており、ここがルター派(プロテスタントの一つ)教会であることを物語っています。

またここは、大バッハと呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bachの息子の一人で、同じく作曲家だったカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ Carl Philipp Emanuel Bachが地下聖堂に埋葬されている場所としても有名です。
 教会内へ入ろうと思ったのですが、ハンブルクの有名な観光名所でもあるためか見学者がとても多く(本当に、何であんなに混んでたんだ……)、時間があまりなかったこともあって、見学は諦めざるを得ませんでした。

 滞在時間が短かったため、今回はどれもあまりきちんと見ることができませんでしたが、たくさんある運河を眺めていたら、ブラームスもこの景色を見ていたのかと思えて、幸せな気持ちになりました。


 
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