小火が出て一時騒然となったゲッティンゲン駅

駅構内で起こった小火に駅の外へ避難する人たちと、駆けつけた消防車。左手の建物がゲッティンゲン駅です。写っていませんが、この写真右手にもう一台の消防車が停まっていました

 
 昨日の土曜日(2022年8月21日)の夕方ごろ、夫の研究仲間の友人とその彼女が旅行帰りにゲッティンゲンに立ち寄るというので、会う約束をしていました。彼らはこれからローカル線で行くところがあったので、その電車の時間までの短い間を駅の中にあるカフェでお茶を飲みながら過ごすことに(駅から町中までは歩いて20分くらいかかるので、町中へ行く時間がなかった)。

 それぞれ頼んだ飲み物を席へ運んで座って話し始めて数分後、かなり大きな音でアナウンスを知らせる音(ドイツ鉄道でよく聞く『ディーンゴーン』って感じの音。分かるかな……)が鳴りました。そのとき「電車の到着を知らせるアナウンスがこんなに大きな音で、カフェの中まで聞こえるのか」とのんきに考えていたのですが、アナウンスの最初の声が「Achtung(注意)」だったので何事かと思いきや、カフェの中がざわつき、席から離れる人たちが続出。それもそのはず、そのアナウンスでは、駅にいる人たちはただちに駅の外へ避難するよう促すものだったのです。

 私たちも急いでまだ飲み始めたばかりの飲み物を持ってカフェの外に出ると、プラスチックやゴムといったものが焼けるような臭いがしたのと、煙が立ち込めているのが見えたのにビックリ。すぐに駅の外に出たら、そこにはたくさんの人たちが避難していました。数分もすると、けたたましいサイレンとともに消防車二台が到着。様子を見に入った消防士さんたちが確認したあと、もう大丈夫であることが分かって、人々は再び駅の中に流れて行きました。

 詳細は分からなかったのですが、おそらく、小火だったのだと思います。ローカル新聞のGöttinger Tageblattにこれに関した記事が何も出ていなかったので、大したことはなかったのでしょう。友人たちと『ずいぶんとレアな体験だ』と話していたのですが、ボヤ騒ぎの前に友人たちと会えていたのは幸いでした。

 不発弾処理での避難とか、今回の駅でのボヤ騒ぎからの避難だとか、ゲッティンゲンではある意味貴重な体験をしてますね……。


 
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