イギリスへ引越す前に住んでいたドイツの町でのこと、まだちょっと暑さが残る9月ごろに近所のスーパーへ買い物へ行ったら、店内には早々［はやばや］とクリスマス商品が並んでいたのを見たときは、えらく衝撃的でした。だってそのときは、そろそろオクトーバーフェストの時期ね、なんて思ってたところだったんだもの。それなのにもうクリスマス商品か……とドイツのクリスマスにかける強い意気込みを感じた一コマでした。

　そんなことがあったので、8月も終わろうとしていたこともあり、もう少ししたらクリスマス商品が並ぶかな？とは思ってました。でも、まさかもう並んでいたとはね……これを見かけた昨日は、気温が30℃に達するほどの暑さだったこともあり、季節外れ感が半端なく、違和感を覚えたのは言うまでもありません。でも、今日から一週間は最高気温が24℃前後、最低気温が10℃前後でそれぞれ推移していくようなので、本格的な秋到来なのかと思うと、昨日のような違和感もなく「ああ、もうクリスマスに向けての商戦ね」と受け入れてしまえるから不思議（要は気温かよ）。

簡単に作れるロックケーキ Rock Cakes

　イギリスは、手作りお菓子がびっくりするほど美味しいものが多いです。そこはアフタヌーン・ティーの習慣があるイギリスならではなのでしょうか。いまでこそコーヒーの消費量が多くなっているようですが、やっぱりイギリスは紅茶の国だと思わされるのは、お茶とともに出される甘くて美味しいお菓子を食べたときです。　Knitting Groupで一緒だった日本人の方が帰国される前、グループみんなに、とビスケットを作って持ってきてくれました。これが美味しかったので、名前を聞くとロックケーキ（ロックケイク） Rock Cakesだということ...

ドライフルーツ入りのクリスマス菓子

　クリスマスが近づくと、スーパーではさまざまなクリスマス関連のお菓子が販売されますが、イギリスではミンスパイ Mince Pieと呼ばれる、ドライフルーツやナッツがたっぷり入ったパイが店頭に並びます。そしてなぜか、イタリアのパネットーネ Panettone（ドライフルーツを生地に入れて焼いたケーキ？　パン？）も、ミンスパイに負けじと並んでいるのがおもしろい。　最近は分かりませんが、日本ではクリスマスのお菓子と言えば、シュトレン Stollen（どっしりとした生地のドライフルーツケーキ）がよく知られているのではないでしょ...

そして、昨年ドイツで初めて買ったシュトレンがとっても美味しかったので（下記記事）、今年もまた食べたいと思っているのですが、そのお店が売り出すのは早くて11月ごろかなあ。その前にスーパーで売ってるDresdner Weihnachtensstollen（一番上の写真に写っている青いパッケージの商品）を買ってしまいそうだわ。

ドイツで初めてのシュトレン Stollen

　あまり甘いものが好きではない夫が、パン屋さんの前を通ったときに『シュトレン Stollenが売ってるよ。食べたい』というので足を止めて見てみると、以前バウムクーヘンが売られている横にあるのを見たときとは違うシュトレンがどっしりと並んでいました（下記の記事にそのときの写真があります。通りかかったのは、そのときと同じお店です）。まさか夫がそんなことを言い出すなんて珍しいと思い、買うことにしました。　昨年はイギリスでシュトレンをスーパーのAldiで購入して食べていました。Aldiはドイツ系のスーパーなので、ドイ...