ジッパーの調整と下準備 ~Zipper Sweater
本体が編み終わって簡単なブロッキングをして、ようやく乾いたZipper Sweater。いよいよジッパーを縫い付けていきます。
ですが、その前に、まずはやらなければならないことがあります。それは、ジッパーの長さの調整と、縫い付けるための下準備です。
デンマークのPetiteKnit(リンク先:Ravelry)デザインによるセーターZipper Sweaterのパターンを購入し、現在編み進めています。
Zipper Sweaterのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。
PetiteKnitの公式サイトは↓こちら。
購入したジッパーは、Optiというブランドのものです。ドイツで有名なメーカーなのかはよく分かりません。ちなみに、ドイツ語では、ジッパー(ファスナー)のことをReißverschluss ライスフェアシュルスと言います。
本来ならば、セーターの色と同系色を選ぶべきなのは分かっているのですが、お店にはそんなに多くの種類があったわけではなく、ジッパーを開け閉めをするために動かすスライダーの第一印象だけで決め、同じもので用意されていた色が、黒、紺、えんじの3つしかなかったためです。
購入しにお店へ行くまえに、ジッパーを入れる部分の長さを測ってみたら23 cmだったので、30 cmのものを購入しました。
ところが、ジッパーの下が、想像していたものとは違いました。試しにスライダー(ジッパーの各部名称は、YKKの「ファスナー各部の名称」を参考にしています)を下へ動かしてみたら、二つに分かれてしまいました。そういえばお店では、ジャケット用と書かれて売られていたんだった……。
想定外のことにどうしようかと思ったのですが、何とかなるか、と気を取り直して調整をすることにしました。このジッパーの場合、不要なのは下の部分なので、チャコペンで印を付けて下をカット。切った先から糸がほつれてきたので、火であぶって生地を固めました。
セーターに合わせて、表部分に出るところの少し下に糸を何重か巻きつけて、スライダーが下に落ちないようにします。
この糸の下は、ジッパーを縫い付ける袋状になったところに隠れてしまうので、表に出てこない部分です。そのため、このままでもいいのですが、触ったときにゴツゴツしないように、ラジオペンチを使ってエレメント(務歯[むし])を10こくらい取りました(これが思いの外手がかかり、えらく時間がかかった)。ここでも生地が毛羽立ってしまったので、火であぶりました。
次に、上耳部分を裏側に倒し、スライダーに干渉しないようハの字にして糸で簡単に止めます。写真に撮って思いましたが、いちいち玉止めにしないで、返し縫いにすればよかった……。