初診の歯科院へ行って帰るまでの流れ

今回行った歯科院の治療室。右のモニターにはこの日撮影した私のレントゲン写真が……(モザイクかけてます)。

 
 歯磨きをしていたら歯が痛くなったので、知覚過敏がひどくなったのかと思い、知覚過敏向けの歯磨き粉に変えました。

 歯磨き粉を指先にとって、痛むところに直接塗って一分間マッサージをすると良いことがパッケージに書かれていたのでそのとおりにしたら、劇的とまでは言えずとも、痛みがだいぶ和らぎ一安心。しかし、もしかして虫歯だったらどうしよう……と不安になったのと、いま自分の歯がどんな状態なのかを知りたかったこともあって、歯科院へ電話をして診察の予約を入れました。

 実は、電話をした翌日に予約を入れることができました。まさかこんなに早く予約が取れるとは思わず、ビックリ(たいてい電話して受診できるのは一週間後くらいだったりする)。
 このとき私が持っていったのは、加入している保険のカード、歯科にかかるのに必要かと思われた日独単語と言いたいことをドイツ語で書いたノート、独日・日独電子辞書、そしてメモに使うペンです。ドイツでは基本、歯に関する治療などは保険がきかないことが多いですが、保険証の提示は求められるので、加入している保険のカードは忘れずに持っていくことが重要です。
 では、歯科医へ行ってから、診察が終わるまでの、この日の流れを書き出してみます。
 

アパート内にある診療所へ入るには

 ドイツでは、アパートのなかに診療所が入っているところがとても多いです。そして、アパートの入り口はオートロックになっているため、基本的には外から扉を開けることができません。こういった場合は、診療所の呼び鈴を鳴らしてオートロックを解除してもらう必要があります。しかし、今回かかった診療所は、呼び鈴を鳴らすだけでオートロックを解除してくれました。普通は、呼び鈴を鳴らしたら自分の名前と用件を言うものだと思うのですが、たまたま私の前に入っていった人がいてその様子を見ていたら、呼び鈴を鳴らしただけでオートロックを解除してもらっていたので、私もそれに倣って事なきを得ました。
 ただし、必ずしもアパートの入り口が施錠されているところばかりとは限りません。以前マインツで住んでいたアパートにはある診療所が入っていたのですが、そのアパートの入り口は、いつも扉は閉まっていましたが鍵はかかっておらず、患者さんは呼び鈴を鳴らすことなくその診療所へ直接行くことができるようになっていました。コロナのワクチン接種を受けに行ったゲッティンゲンの診療所も同様でした。なので、診療所が入っているアパートの前に行ったら、まずは扉が開くかどうかを確認して、開いていないことが分かったら呼び鈴を鳴すと良いと思います。
 

いよいよ診療所へ

 アパートの中に入ったら診療所へ向かい、受付で予約をしていることと名前を告げ、予約の有無を確認してもらいます。なお、ドイツでは、ドクターや助手の方々は英語を使える方が多いですが、経験上、受付はドイツ語だけというところが少なくありませんでした。受付ではひとまずIch habe einen Termin (um ◇ Uhr). Mein Name ist ◎◎. と言えるように練習しておくと良いかもしれません。診療所に入ってしまえば、あとは何とかなります。
 予約の確認後、保険証の提示を求められました。そして、問診票と保険加入者情報を記入する用紙を渡され、待合室で待っている間にこれらに必要事項を書き込むように言われました。問診票は、当然ですがドイツ語で書かれているため、分からないところは翻訳アプリ(私が使用したのは、iOS向けのDeepL)を駆使して記入していきました。


 
 その後部屋に通され、ドクターと挨拶と自己紹介。このとき、昔は握手をするのが普通でしたが、上の写真にも見えているように、コロナ以後は握手をすることがなくなりました。
 私がノートを見ながら自分の状態について話をしていたら、それを取り上げられてしまい、私の書いたドイツ語をバーっと読み上げられ、ドクターに「なるほど、よく分かりました」と言われました。書いておいた文章は、思いついたものを順番考えずに書き出していたので、まさかそれを読み上げらるとは思いもせず、助手さんたちにもちょっと笑われたし、恥ずかしすぎて穴があったら入りたかったです……。
 

レントゲン撮影

 歯を一通りチェックしたあと、レントゲン撮影をすることに。すごく重い鉛(らしい)入りのベストを着せられ、カメラの前にスタンバイ。何度も「絶対に動かないように!」と言われ、緊張しつつ無事撮影終了。そのままカメラ横にあったコンピューターの前へ呼ばれ、撮影したばかりの歯のレントゲン写真を見ながら、ドクターから説明と治療方針について話を聞きました。その結果、治療した方が良い歯があるのでそれは次回に治療するとして、今日はプロフェッショナルクリーニングを受けることをオススメすると言われたので、せっかくですし、クリーニングを受けることに。このとき、クリーニング代は€70だと説明されました。
 

プロフェッショナルクリーニングと最終チェック

 クリーニング室に入ってクリーニングについての説明を受けたあと、歯科助手の女性が念入りなクリーニングを施してくれて、歯石も取れ、歯の周りが実にスッキリしました(途中、ところどころ痛かったけどね……)。でも、歯を舌で触った感じがクリーニングを受ける前とで大きく変わったところがあったため「何か変な感じ……」と言ったら「分かる分かる! クリーニングのあとには良くあるわよね!」と言われました。最後にドクターにクリーニングのチェックをしてもらって終わりました。
 

次回の予約をして終了、支払いについて

 最後に、受付で次回の予約を入れて、診療所をあとにしました。その日はクリーニングを受けたこともあって、診療所に入ってから出るまで、2時間半くらいかかっています。
 ちなみに、診療所の受付で診察費や治療費を支払うといった金銭のやり取りはありません。後日請求書が自宅に送られてくるので、請求書に書かれている金額を指定の口座に振り込めばOKです。
 
 初診当日の流れは、ざっとこんな感じの流れでした。

 次回、また診療所へ行かなければなりませんが、今回自分の歯の状態を診てもらうことができ、自分でもそれを把握することができたので、普段は痛くないものの、それを放置せず歯医者へ行って良かったです。
 
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