気合いを入れて襟ぐりを ~Lyon Sweater


 身ごろと袖が編み終わったLyon Sweater。いよいよ私にとっての鬼門とも言うべき襟ぐりを編む段となりました。


 デンマークのPetiteKnit(リンク先:Ravelry)デザインによるボーダー柄のセーターLyon Sweaterを編んでいます。

 Lyon Sweaterのパターンは↓こちら(リンク先: Ravelry)。


 襟ぐりは、拾い目をしなければなりません。でも、いつもこれがうまく行かない。拾い目って、本当にうまくできない。一発でできたことは、これまで一度もありません。
 今回も拾い目をするのに、数時間ほど格闘していました(もはやお約束か)。ただ、以前だったらほぼ一日がかりだった拾い目が、Lyon Sweaterでは思っていたよりも早く(3時間くらい)できたのは、目を拾うためのポイントが探しやすかったパターンだったからかもしれません。今回はたまたまそういうパターンだったから良かったものの、やはり編む前に全体を通して読み込んでから編み始めるのが、早く仕上げることができるコツですよね。分かっているんです。いつもそう思っているんですけどね。どうしても身ごろだけ、袖だけ、とパーツごとしか読まないでいるのは、本当に良くない。

 トップダウンのセーターを編むときは、どこで増し目をするのかなどを図を書いて構造を理解することがよくあるのですが、このときにもう一歩先を見て、襟ぐりのどこで拾い目をすればいいのかについても事前に考えておいて、マーカーで印を付けておくとかした方がいいのでしょう。幸い、Lyon Sweaterは、拾い目をする場所についての目安が書かれているので、首の周りを編んでいるときに印を付けておくことはできたハズだよね……と拾い目のために段や目を数えていたときに思いました。上の記事に書いた失敗でもそうですが、たとえばカーディガンなら、前立てを編む関係から10段ごとに身ごろにマーカーを付けておくとか、一歩先を見据えて準備をしておくと、もう少し拾い目で苦労しなくてもすみそうです。

 今度から本当に気をつけよう。

 あと、作り目でドイツ式作り目 German Cast Onをよく使うのですが、これだと目が拾いづらいことが多いので、指でかける作り目 Longtail Cast On

 さて、ひとまずパターンにあるとおりに拾い目ができました。

あとはゴム編みをして、それを内側に折ってダブルにして編みつけます。そういえば、セーターで襟ぐりをダブルにするのは初めての経験です。私が持っている古い本『ヴォーグ基礎シリーズ あみものホットライン ~困ったときにズバリお答えします』(日本ヴォーグ社、1991)には、まさに襟をダブルにする場合のことが書かれていて、いつもこれを見ていたため、1目ゴム編みを襟幅の2倍の高さに編んでダブルにするんだろうと思っていたら、違いました。折ったときにちょうど一番上にくる段で、まるで折り目がついているかのような編み方の工夫があったのです。これには感心しきりでした。

 あともう少しで編み上がるぞー!
 
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