日本のパン粉に似ているドイツのパン粉


 先日、コロッケを久しぶりに作ろうと思い立ち、パン粉を購入するために近所のスーパーへ行きました。そこはドイツ系スーパーなのですが、比較的大きな店舗だからか、非ドイツ圏の特徴的な食材が販売されているのです。アジア圏の食材もいくつか置いてあり、そのなかの一つにパン粉があります。最初はそれを買おうかと思ったのです。しかし、結局はドイツのメーカーが出しているPankoを購入しました。
 
 こちらのパン粉は、いわゆる日本で見るような食パンをすりおろしたパン粉とは見た目も味も全然違います。ドイツでもイギリスでも、パン粉(ドイツ語ではPaniermehl、英語ではbread crumbs)と呼ばれるものは、小さな粒のとてもきめが細かいものです。下の写真はイギリスで買っていたパン粉ですが、ドイツの一般的なパン粉もこれとほぼ同じです。

 ドイツに来たばかりのころ(2014年)、揚げ物をしたくて見つけたのがこのパン粉で、日本で使っていたものとは姿形があまりにも違い面食らいました。でも、これはこれでシュニッツェルに使うととても美味しくて、すぐに大好きになったんですけどね。

 でもこのパン粉で作ったコロッケは、どうしても衣がイマイチになるので、コロッケにはこれを使いたくなかったんです(ちなみに、これをハンバーグのつなぎに使うのも、個人的にはイマイチ……)。
 そんなとき、別のものを目的にほかの棚を見ていたときに『Panko』と書かれた箱を発見。パッケージの写真が、日本で見るようなエビフライという点に惹かれて、思わず購入してしまいました。
 そして実物を見て驚き。ドイツやイギリスのパン粉と違って、細かい粒ではなく日本のパン粉のように粗くて粒が大きいではありませんか。もしかしたら、これならおいしいコロッケの衣になるのでは!?と期待大。

 さっそくこれでコロッケを作ってみました。

 食べると揚げた衣がザクザクっと大きな音を立てるところは、日本のパン粉に遜色ありませんでした。ただ、パン粉の粒が丸く大きいからか、卵液のあとパン粉をつけるさい、パン粉同士がぶつかって、パン粉のない部分がたくさんできてしまったのは少し残念でした。そこを埋めるために、何度もパン粉をかけては押さえてを何度も何度もくりかえして何とかなりましたが。
 とはいえ、(見た目はアレですが)久しぶりにとても美味しいコロッケとその衣となりました。あー、美味しかった。
 
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