ドイツで麦茶を飲むならLinde’sのKornkaffee


 麦茶は、日本人にとって緑茶と同等かそれ以上に馴染みのあるお茶だと思います。カフェインが入っていないので、体にやさしく水分が補給できるので、子どもから大人までたくさんの人が飲んでいますよね。子どものころは、夏に冷えた麦茶を飲むのが当たり前でしたが、大人になってからは冬に温かい麦茶を飲むのが大好きになり、一時期は麦茶ばかりを飲んでいたことがありました。
 そんな麦茶ですが、ドイツには日本で簡単に買える麦茶パックなどというものはないため、一時帰国のさいに買ってくることも何度かありました。しかし、あるときドイツで麦茶が飲みたくなったら、なにも日本の麦茶パックを買わなくもて、ドイツにあるものでそれを叶えることができることを知ったのです。

Linde’sのKornkaffee(リンク先:Nestlé、ドイツ語)でね!

 これは昔、戦時中にコーヒー豆が手に入らなくなったときに、コーヒーの代用品として親しまれていた飲み物らしいです。Kornとはドイツ語で穀物のことで、麦芽、大麦、ライ麦、チコリー(キクニガナ)といった穀物が原材料になっています。ミネラルが豊富そうだし、カフェインは入っていないし、体にもやさしそう! 一箱500 g入りで€2~3(2023年12月19日現在)ほど。
 これをコーヒーだと思って飲むと、あまりにかけ離れた味に驚いてしまいますが、薄めて飲むと、まんま麦茶の味になるのです~。

 そういえばしばらく麦茶を飲んでなかったことを思い出して、先日買ってきました。青い水玉はそのままではあるものの、パッケージが現代風というか、何というか……。ハッキリ言ってしまうと、おそろしくダサくなっていてビックリしました。昔、立体造形家の森井ユカさんの著書「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」(森井ユカ著、講談社、2004)にこのLinde’s Kornkaffeeのパッケージが紹介されていて、それを見てその美しさに魅了され、ドイツを旅行したさいにお土産として買って帰ったことがあったのです。どうしてこんなふうなデザインにしちゃったんだ。ガッカリ。なお、そのとき買って帰ったものは、『これはコーヒーじゃないよなあ』と思いつつも飲んだ思い出。

 それはさておき。
 パッケージを開けると箱に直で入っています。何度見ても驚愕するぜ。

 Kornkaffeeを入れるときは、Teefilter テーフィルターを使うととても便利です。下記記事でもテーフィルターについて紹介しています。ドイツでは比較的ポピュラーな商品で、RossmannやMüllerなどで買えます。

私はこのTeefilterが大好きで、イギリスに住んでいたときには同様の商品がイギリスにはなく、用事があってドイツへ行ったときに10箱まとめ買いしてイギリスに戻ったことがありました。それくらい超愛用しています。
 
 Linde’s Kornkafeeを麦茶として飲むなら、1リットルにつき小さじ1半~2くらいが目安でしょうか。ティーポットにKornkaffeeとお湯を入れて数分おき、それからカップに注ぎます。時間を置くとだんだんと味が濃くなってくるので、すぐに飲むなら小さじ2、時間を置くなら小さじ1半で十分だと思います。

 久しぶりに飲んで、心なしかリラックスできたように思います。体調によっては、カフェインの摂りすぎで具合が悪くなることもあるため、麦茶のようなカフェインが入っていないお茶を用意しておくにことしたことはありません。同じくカフェインが入っていないルイボスティーも大好きなので常備していますが、やはり子どものころから親しんだ麦茶が一番美味しく感じるので、これからはLinde’sも常備しておこうっと。
 
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