またもインスタントコーヒーで気づいた物価の変動


 先日スーパーへ買い物へ行ったとき、売り場をいろいろと見て回っていて、久しぶりにコーヒー豆やインスタントコーヒー類が並ぶ棚を見て、その価格に目が奪われました。価格が1年とちょっと前と同じに戻ってる~!

 さまざまな商品の値上げがひどかった時期(2022年冬)、よく買っていたカフェインなし Entkoffeiniertインスタントコーヒーの値段が€9.99から€11.99と2ユーロも値上げされていて、驚きすぎて棚の前で一瞬固まってしまったのを思い出します。そのころはロシアとウクライナの戦争のせいで、天然ガスはもちろんのこと、小麦やバター、油といったヨーロッパでは料理の必需品とも言える材料などいろんなものが値上がりしていて、嗜好品であるコーヒーや紅茶にもその波がやってきていました。
 たまたまインスタントコーヒーは安売りしていたときに買っておいたがあったのと、我が家はそんなにコーヒーを飲まないので、購入しなくても何も困りませんでした。紅茶類は、値上げしていたティーバッグはスーパーではほとんど買わなくなり、代わりに専門店で茶葉で買うようにました(専門店なら美味しい日本茶もいろいろと買えるし)。

 あまりの値上げにビックリして、カフェインなしのインスタントコーヒーを買わなくなって一年以上。一時期は棚から商品が消えていたこともあって最近は棚すら見ていなかったので、一年ちょっと前と同じ価格に戻っていたことに全然気づいていませんでした。はー、ビックリ。こんなことってあるんだね。

 そこで久しぶりにドイツ連邦統計局 Destatis – Statistisches Bundesamtのデータを見てみようと開いてみたら、2022年10月のころとはかなりデータが変わっていました。先月2024年3月で一番物価が上がったのはオリーブオイルの54,1 %。家でサラダを食べるときはオリーブオイルをかけることが多いため使用頻度の高い商品なのですが、ここ最近オリーブオイル Olivenölの値段が妙に高いことが気にかかっていたんで、あまり使わないようにして買い控えていたんですよね。グラフを見て、やっぱりか!と納得。逆に、Sonnenblumenöl ひまわり油やRaps 菜種油といった油製品は値下がりしています(-21,7 %)。最近オリーブオイル以外の油はセールが多いなーと思っていたところでした。

 そして、じゃがいもを除く新鮮または冷蔵野菜 Gemüse (ohne Kartoffeln), frisch oder gekühltが一番大きな値下がりをしています(-24,5 %)。その次に複合旅客輸送サービス Kombinierte Personenbeförderungsleistungen(いわゆる飛行機や鉄道など公共交通)もずいぶん値下がりをしてたんですね(-23,3 %)。このあたりは、消費がコロナ以前に回復したから、ということなんでしょうか。

 たまにはこういうのを見て、買い物をしたときの肌感覚だけでなく物価のことをちゃんと知っておかないといけないですね。
 インスタントコーヒーが
 
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