ヘーゼルナッツを割って
先日、家のすぐ隣に植わっているヘーゼルナッツの木から、実をいくつか採ってきました。友人曰く、「(割って食べたら)美味しかったよ」とのことだったので、私も食べてみることにしました。
ヘーゼルナッツといえば、甘いものによく使われていますよね。有名なものだとヌテラ Nutellaがありますし、ドイツやイギリスでは、製菓用に実を砕いたものが売られています。
私が知るヘーゼルナッツはこんな感じです。
ヘーゼルナッツをナッツクラッカーで割る
さて、まずは選別しましょう。どう見ても若い緑の実は排除。2つばかり殻が茶色になっているちょうど良いサイズ感の実があったので、これを割ることにしました。
このきのこの形をしたものは、ドイツに住んでいたときに買ったナッツクラッカーです。昔はナッツというものに心惹かれたことがほとんどなく、アーモンドですら買ったことがありませんでした。そんなだったにもかかわらず、ドイツでクルミを食べることにハマり、そんなときに購入したのがこのナッツクラッカーでした。ドイツ語ではNussknackerと言います。クルミを割るための道具では、兵隊などの格好をしたくるみ割り人形が有名ですが、普段はスーパーなどで売られている金具でできたやっとこのようなものが一般的です。
くるみ割り、と聞けば、真っ先に思い浮かぶのは、チャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』です。このバレエは、ドイツの作家であるE.T.A.ホフマン作の『くるみ割り人形とネズミの王様』を題材にしています。クリスマス・イブの物語です。ドイツでは、まさに12月に開かれるクリスマス・マーケットで、くるみ割り人形が売られているのをよく見かけました。実は、このきのこの形をしたくるみ割りも、クリスマス・マーケットに売られていたのを友人が見つけて、買ってきてくれたものです。
新鮮な実だけど、味は……?
前置きが長くなりました。
ということで、実を割ってみました。クルミほど殻が硬くなかったので、割るのは簡単でした。
栗のように、渋皮があるのかと思っていたのですが、出てきたのは白い実でした。クルミも、新鮮なものは渋皮が真っ白だったので、それと同じなのかもしれません。
殻を割って出てきた実を、何も手を加えずに、そのまま食べてみました。新鮮だったこともあってか、実はみずみずしくて柔らかかったです。これは、真っ白な渋皮のクルミを食べたときと同じ食感だったのですが、違うのは、あまり味がしなかったことです。
殻をむいたあとは、乾燥させればよかったかもしれない
きっと、殻を割って出てきた実をしばらく乾燥させてから食べた方が美味しかったかもしれません。時間を置いてから食せばよかったかもしれません。または、すぐ食べるなら、フライパンなどで乾煎りしたら良かったかも。
そういえば、食べた友人は、割って数日したものを食べたって言ってたような……。食べたあとにそんなことを思い出したので、残りの実は乾燥させてから食べようと思います。