引越しが四転も五転もした友人が、いよいよ出発へ


 先日、12月の上旬(ロックダウンが緩和後すぐ)にオーストラリアへ引越しをする友人のために、Isabell KraemerさんのデザインによるアームウォーマーAibhilínを編み、ロックダウンが緩和されたらすぐに渡せるよう、準備をしておきました。

 しかし、搭乗するはずだった飛行機がキャンセルになってしまい、次の飛行機が来年に2月になってしまった、と12月に入ってすぐに報告がありました。『またキャンセルになっちゃったか……』と、私が思ってしまったのには理由があります。というのも、彼女たちの飛行機がキャンセルになったのは、実はこれが初めてではないのです。引越しの話しを初めて聞いたのが9月で、そこから少なくとも2回、今回のを入れて3回はフライトがキャンセルになっているのです。いまの時期はしょうがないのでしょうけど、それにしても、もうすでに荷物のほとんどはオーストラリアへ送ってしまっているため、彼女も困っていただろうに……。

 たて続けのフライトキャンセルに、大丈夫だろうかと心配はしていましたが、まだ友人がここにいるのはうれしいのも事実。次のフライト予定は2月だし、少しのんびりできるね~、なんて話しをしていました。
 しかし、今週の月曜日の夜にその友人からテキストが届き、『急なんだけど、オーストラリアへ移動する飛行機のチケットが取れて、明後日(水曜日)が出発になった』と言われ、もう一人の友人と大慌て。時間を合わせて、昨日(火曜日)に三人で会ってきました。

 引越しをする友人は、もともとデザイナーだったこともあって、彼女がデザインし布にプリントした来年のカレンダーをプレゼントしてくれました。それが上の写真です。これからトロピカルな国へ引越す気持ちが現れているかのようで、ステキなカレンダーです。私はもちろん、編んだAibhilín(アームウォーマー)を渡すことができました。ただ、オーストラリアはいま夏なので、渡したプレゼントが活躍するのは少し先になりそうです。

 いまの場所で出会った四人のうち、一人はスコットランドへ旅立ってしまい、一人はオーストラリアへと旅立ってしまいます。残ったもう一人の友人も私も、いつまでここにいるか分かりません。結局、みんな各地へ散らばってしまうんですよね。
 でも、いまはネットを介せば、どこにいても連絡が取り合えて、オンラインで顔を見ながら話しをすることもできるので、今生の別れのようには思っていません。だからなのか、最後に会ったときも、悲しくて涙がでるようなものではなく、楽しく三人で笑い合いながら話しができ、笑顔で別れられました。……そうは言っても、淋しいんですけどね。

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