一段で3色を使う難しさ、そしてコツ 〜Riddari


 両袖を身ごろとつなげ、いよいよメインセクションである編み込み模様のヨーク部分へとたどり着きました。
 チャートを見ながら、メモリーシートに編み込み模様を書き出せたので、すでに編み始めています。
 2色で編むのは、糸の伸張をどうするかといった難しさはありますが、それでも、何度か編んでいたこともあって順調でした。

 しかし、メモリーシートに書き出して分かったのですが、一段に3色を使うところがいくつかありました。3色を使っての編み込み模様は今回が初。果たしてどうなるのか。

 編み込み模様をするときは、私は基本的に両手を使います。メインカラーを右手に(アメリカ式)、コントラストカラーを左手に(フランス式)かけるやり方です。しかし、今回はどうしても両手編みができないのです。とてもやりづらくてできない、というのが一番しっくりくる言い方かもしれません。実は裾でもそうでした。
 では、どうやっているかというと、アメリカ式だけで編んでいます。ただし、フリッキングですることができないため、いちいち手で糸をかけています。これがえらく大変。両手にかけていれば、糸の渡しが絡まることはなく、すいすい編めて行けるところを、指にかけて編めないので、糸の渡しが間違えていないか、いつも気にしなければならないのですから。そのため、編むのが非常に遅くなってしまってます。練習すれば、右手に複数の糸をかけて編めるようになるんでしょうか……。

 さて、3色です。
 これが難しくて難しくて、何度も解いては編んで……を数度くり返し、ようやくコツを掴みました。使っている糸が絡まないようにすればいいのだ、と。
 編み込み模様をするときは、いつも同じ位置(上または下など)で糸を渡すのが重要です。編んでいる途中で糸同士が絡んでしまったら、それは糸を渡すときに何かしらの不具合が起きているからでしょう。3色でもこうならないように編めばいいのだと気づいたのです。

 まず、使っている糸を並べてみました。
 ピンク、ベージュ、茶のうち、糸を渡すときに、この段で一番登場回数が少ないピンクを一番下に、その上(つまり真ん中)にベージュ、一番上を茶としました。

 このように糸を渡す位置を厳守し、その上で糸が絡まらないよう気をつけながら編んでみたら、うまくできました。裏を見てみると、糸が規則的に並んでいます。

 結局、3色またはそれ以上を使って編み込み模様をするときは、編むときだけでなく、常に糸の位置を意識しておかなければならないので、2色で編み込み模様をするとき以上に気を張っていたようです。この3色を使う一段が編み終わったあとは、何度もやり直したこともあって、自分がひどくくたびれていて驚きました。慣れていなかったこともあるかもしれません。まだ3色で編む段が残されているというのに、こんなんで大丈夫なのか、不安です。

 でも、またもや自分にとっての難関を突破したため、その点だけは爽快感があって、できたときの喜びも大きかったです。

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