カーディガンを編みます ~Breckon


 先日、大モノを2.5 mm針で編む野望が打ち砕かれたと書きました。

 すぐに気持ちを切り替えて、いつか編もうと思っていたいくつかパターンから、Breckonというカーディガンを選び、これを編むことに決めました。Brooklyn Tweedが出しているパターンです。2.5 mm針というこだわりを捨てたら、4 plyで編むカーディガンやセーターのパターンがいっぱい出てきたので、あまり無用なこだわりは持たない方が良かったのかもしれません。

 Brooklyn Tweedのパターンを購入するのは、これで3回目です。先の二つは三角ショールと長方形ショールだったので、着るものは今回が初。Brooklyn Tweedのパターンはどれも本当にステキなのですが、編むのが難しいというイメージがあり(実際ショールはちょっと難しかった……)、このカーディガンのパターンにもなかなか手が出せなかったのですが、今回、この前のような、準備がえらく大変だったパターンを思えば、きちんとしたパターンであることは明白だったので、思い切って飛び込んでみることにしました。

 このパターンの名前Breckonですが、この言葉自体ウェールズ語のようです。そばかすや斑点といった意味があるらしく、メリヤス部分がほとんどないBreckonの編地は、たしかに斑点のように見えます。さっそくスワッチを編んでみました。単純な目の組み合わせですが、たしかにそれっぽく見える。

 パターンでは、これをGranite Stitch グレニット・スティッチと呼んでいます。graniteは花崗岩[かこうがん]や御影石[みかげいし]という意味で、原義が「粒状の石」というラテン語由来の言葉(ジーニアス英和大辞典、大修館書店より)なのだそうです。

 使用針は3.75 mm針で、グレニット・スティッチで編んだ場合の指定ゲージ(ブロッキング後)は、22目32段でした。上の写真はブロッキング前ですが、だいたい24~25目くらいなので、自分の手が少しきついものの、今回はゲージが出せたと思います(3.75 mmでこれくらいがやっとなのに、以前の2.5 mmで24目って私の手じゃ絶対に絶対に無理)。

 このパターンでは、袖は輪編み、身ごろは右前身ごろ・後ろ身ごろ・左前身ごろと合わせて編む平編みです。パーツを編み終えてブロッキング後、袖と身ごろを縫い合わせてからボタンと襟ぐりを編み、最後にボタンをつけて完成となります。
 ちょっと根気のいりそうなパターンですが、頑張って編むぞー。

 しかしその前に、せっかくなので、指なしミトンTreadsに引き続き、ゴム編みについていろいろと考えてみようと思います。
 
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