ゴム編みの裾が一番きれいに見える「別糸を使ったゴム編みの作り目」を輪編みに応用したことを書きました。

別糸を使ったゴム編みの作り目を輪編みに応用

　前々回と前回の続きです。前々回の記事では、別糸を使ったゴム編みの作り目について、やり方を詳しく書いています。　　前回と前々回で紹介した別糸を使ったゴム編みの作り目は、平編みを想定したものでした。今回はこれを輪編みに応用しようと思います。　まず、編み始める前に確認しておくことは、平編みでは、メリヤス編みを3段編んでから裏にして目を拾い裏目、次の目を表目で編んでいきました。　これが輪編みになると、常に見えているのは表側だけなので、やり方が多少変わってしまいます。別糸で輪針に編みつけたあと、1段め...

　忘れないうちにこの方法をさっそく使って、カーディガンのBreckonの袖を編み始めました。そして、片袖のゴム編みセクションが終了。
　いったいどれくらいの伸縮性だろうかと思ったので、編んでいる途中で測ってみました。何もしてないケーブルにかかっただけの状態で、袖の幅は約6.5 cm、思いっきり袖口を広げて測ったみたら、約13 cmになりました。つまり倍は広がるということです。

　裾の目がきれいなだけでなく、伸縮性も十分で、これならば大満足です。ひとまず、このゴム編みの作り目の手の具合が変わらないうちに、もう片方の袖のゴム編みを編んでしまおうと思います。

　袖は全体に規則的にくり返される模様編みで構成されているのですが、増し目をすることによって模様編みがどうなるのかが心配だったので、メモリーシートに書き出してみました。それはいいのですが、同時編みをした方が良さそうなところがあったので、増し目が終わったあとは同時編みをしようと思っています。うまくいくといいのですが。