肩と袖は引き抜きとじで~Breckon


 雑なブロッキングが済んだカーディガンのBreckon、いよいよ肩を合わせて、袖をとじ付ける段になりました。編み終えた袖を付けるなんて、何年ぶりの作業だろうか。何十年も前にやったきりなので、やり方も忘れてます。そこで、手持ちの冊子『ヴォーグ基礎シリーズ あみものホットライン 困ったときにズバリお答えします』(日本ヴォーグ社、1991)を確認。どう肩をとじて袖をつなげようかと考え、こういうはぎ・とじがほぼ初心者である私は、簡単にできる「引き抜き閉じ」をすることにしました。

 まずは肩から。伏せ止めをした目を利用して引き抜きとじをしました。目数も少なかったため、あっという間に終わってしまい、写真を取り忘れました。

 次に袖つけ。袖つけをするときは、まず最初に身ごろを中表にして中に袖を置きます。Breckonは、身ごろを分けたときに目を伏せたところと、袖山を編み始めるときに目を伏せたところがあるので、まずはそこを合わせてから3か所にまち針を打ちました。次に肩と袖山の中心を合わせたところにも1か所まち針を打ち、そして袖を十分に伸ばしながら身ごろと合わせて細かくまち針を打っていきました。写真でところどころ身ごろがたわんでいるのは、袖のブロッキングが十分伸びていなかったためです。

 参考にした本には、袖つけの方法に、返し縫いとじ(裁縫の返し縫いと同じやり方でとじる方法)も書かれていましたが、縫い物があまり得意ではないため、かぎ針を使ってできる引き抜きとじを選びました。

 都度、ブロッキングが足りなかった袖を伸ばしつつとじていったのですが、わりと上手くできたと思います。もう片方も同様にまち針を打ってから引き抜きとじをしました。最後はとじ針を使って、糸端をとじ始めの目の下に通して1目を作ってから始末したので、見た目ではどこから始めたのかが分からないようになっています(この始末方法も本に載っています)。

 中表になっていた身ごろを表にすると、こんな感じです。かなりうまくできたと満足です。

 自然光と一番の懸念事項だった肩と袖つけでしたが、引き抜きとじであっさり解決できてうれしい。次は前立てを編むために、拾い目をしなければなりません。実はこれもあまり得意ではないので、ちょっと心配です……。
 
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