Zwetschgenkuchen 西洋スモモのケーキ


 店頭で初めて見かけたときからずーっと気になっていたケーキがありました。昨日、意を決して(そんなに大げさなことじゃない)、気になっていたケーキを購入しました。それがZwetschgenkuchen ツヴェッチュゲン・クーヘンです。
 Zwetschge(n)というのは、ドイツ南部やスイスで使われる、西洋スモモを意味する単語で、いわゆるプラム Pflaume(n)のことを指すようです。オーストリアではgがkになってZwetschke(n)と書くので、アルプス近辺のドイツ語圏の単語なのでしょう。ドイツ語の辞書を見ると、これらとは別にZwetsche(n)という同じ意味の単語があるので、一般的にはこっちが使われているのかもしれません。
 ここゲッティンゲンは地図でみるとドイツのど真ん中ではあるものの、ドイツでは北の方に位置するニーダーザクセン州に含まれる町。ここでは、いままで住んだドイツの町(西部・南西部)では聞いたことがない北部の言葉が使われている場所なので、そこでZwetschgenという南部の言葉が見られることにちょっと驚きました。

 店頭で一片を頼んだら、写真にあるように、思っていたよりもかなりの大きさにビックリ。こりゃ一度には食べられないと思ったのですが……甘さ控えめの、西洋スモモの酸味を生かした非常にさっぱりとした味わいで、お腹が空いていたこともあって全部を食べきることができてしまいました。イギリスは、焼き菓子だけはとても美味しいものがたくさんありました。以前旅行で行ったフランスで食べたお菓子は、どれもバターや生クリームがたっぷりと入った濃厚で美味しいものばかりでした。しかし、ドイツのお菓子は、イギリスやフランスに比べると甘さも控えめ、濃厚な味わいとは真逆にあるため(チーズケーキすらとてもあっさりしている)、好きじゃない人も多いかもしれませんが、私は大好きです。もちろん、イギリスやフランスのお菓子も大好きです。
 久しぶりに食べたドイツのケーキは、やっぱりとっても美味しかった~。
 
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