間違えていた部分だけをほどき、編み直す ~Poet


 いま編んでいたところから8段下で編み間違いをしており、それに気づかずに編んでいたことが分かりました。20目一模様が身ごろ全体にあるため、ミスが起きないように一模様ごとに目数リングを入れています。そんな対策をしていたにもかかわらず間違いが起こっていたとは。しかも間違いに気づかずそのまま編み進めていたなんて……ガッカリ。

 以前、カーディガンのBreckonを編んでいたときにも、間違いのあった箇所だけ数段ほどいて編み直したことがありましたが、縄編みのところだったので部分的に編み直すことは、面倒ではあっても、そんなに難しくありませんでした。


 
 今回のように、減らし目がある場合のわりと複雑な模様編みの一部を数段ほどいて編み直すのは初めてです。間違ったところまで段全部をほどきたくないので、頑張って修正します。

 まずは、間違えた段までほどき、別の針(4本針や5本針など、玉がついていない針が良いです)で目を拾っておきます。ほどいたところの前後が大幅に緩くなっていることがほとんどなので、それらの目の形を整え、渡り糸がどの段であるかをはっきりさせました。渡り糸の使う順番を間違えると、また違った模様を生み出してしまうことになるので、慎重にやります。

 編み図を見ながら、間違えた段の編み目を修正していきます。途中、渡り糸がきつくなったりしましたが、すでに編んだ目が緩くなっていたため、それらを少しずつ締めていくとちょうどよくなりました。

 なんとかそのとき編んでいた段まで編むことができました。別の針から本体を編むのに使っている輪針へ目を移し、パターン通りに編んで、修正は終了です。今回のパターンは模様編みの編み図があったので助かりましたが、もし編み図がなくテキストだけだったら、こんなにスムーズに修正ができなかったかもしれません。

 ちなみに何で間違いが起こっていたのかというと、8段下でしていなければならなかったかけ目を忘れていたためです。かけ目は間違いが起きやすい編み方なので、かなり気をつけていたつもりでしたが、やっぱりやらかしてしまいました。
 ほかの模様編みもすべて確認しましたが、間違えていたのはここだけでした。直って良かった。これで安心して続きを編むことができます。
 
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2件のコメント

  • あーyukaさん掛け目ですね。ほんと鬼門ですね。でも直し方が高度すぎてなんだか私には理解できませんでした。こんなことができるなんてすごい。
    ほどくときに棒針でほどけないようにしておくのが、どうもできないんですよね。こないだはネットで調べて目の片側に針を通していき、そのあとばーっとほどいてそこで止まるという方法をやったんですが、メリヤス編みなら簡単だけど裏目やら表目が混ざっていて、ちゃんと拾えているのかかなり怪しく、やっぱり何目か拾えていませんでした。後でなんとか帳尻合わせましたけど( ̄∇ ̄;)
    こういうのも経験が身になっていくのかしら。

    • メロンパンさん、コメントありがとうございます。
      かけ目……本当に鬼門です。まだ傷は浅かったので直すことができましたが、もう身ごろも終わりかけに気づいてしまったら、泣くに泣けませんから……。
      目の片側に針を通してほどいていくやり方は、くつ下などを編んでいるときによく使います。これは気持ちよく糸をほどくことができるので、好きな手法です(笑)。
      私は本当にそそっかしくて、以前はよく間違いをしてはほどいて編み直し、ということを何度も何度もくり返していました。間違いがないように編むのが理想ですが、間違えたとしても「すぐに直せる」と思える気楽さは、これまで積み重ねた直しの経験からかな、と思っています。きっとだんだんと直しもうまくなるようになると思いますよ~!

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