手軽に買える『そばの実』

 ヨーロッパに住むようになって、日本では食べたことがなかった日本食を作るようになりました。
 それは、そばの実の雑炊(作り方はこちら ※YouTubeが開きます)。

ドイツでそばの実と邂逅

 ドイツに住んでいたある日、通っていたドイツ語コースの休憩時間のこと。ウクライナ出身の女性が食べているものに目が止まりました。彼女が食べていたものは、お粥のようなものだったので、それは何なのか尋ねてみたら、Buchweizen ブフヴァイツェンだと言われました。単語の意味を知らなかった私は、即座に手元にあった辞書調べたところ、意味が「そばの実」であることを知って驚きました。この出来事はドイツに来て4~5か月くらいは経っていたころだったでしょうか。ちょうど日本食に飢え始めてていたころでもあったので、思わず前のめりに。どこで買えるのかを聞くと、スーパーのrealやdmで買えるという返事。さっそく買いに行ったのは言うまでもありません。
 日本にいたときには、そばの実なんて買ったこともなければ見たこともありませんでした。まさかドイツでそばの実に出会えるとは思ってもみなかったので、感激もひとしおでした。

久々のそば(の実)に感激

 さて、そばの実を買ったはいいけど、調理の仕方が分からない……。ネットで調べてみたら、そばの実の雑炊のレシピが見つかりました(先述のYouTube)。試しに作ってみたら……まあ、なんて美味しい! 懐かしいお蕎麦の香り。ほくほくした実と、お出汁とお醤油の効いた汁がベストマッチ。そばが特産品である県の出身である夫も、とても喜んで食べてくれました。ちなみに、ドイツでは上記のrealやdmのほか、Bioスーパーでも購入できます。

 このことがあって以降、そばの実を常備するようになりました。そして、うれしいことに、そばの実はドイツだけでなく、ここイギリスでも簡単に買うことができるのです。そばの実は英語でBuckwheat バックウィートと言い、スーパー(主にSainsbury’sなど。店舗にもよります)でかんたんに手に入ります。
 ここ最近はそばの実の雑炊を食べていませんでしたが、暑くなってきたいま、そばの実を炊いて冷やしてから、薬味(ネギ)をのせてめんつゆをかけて食べると美味しいので、これをまた作ろうかな、と考えています。

 ドイツでの出会いがあったあとすぐに、ネットでそばの実について調べてみたところ、ロシアやウクライナ、中央ヨーロッパではそばの実をお粥(カーシャ)にして食べるのが一般的だということを知りました。ほかにも、そばの実を使った料理と言えば、ソバ粉を使ったフランスのガレットも有名ですよね。

 ↓ 栄養価が高く、何年か前に日本でも話題になったようですね。一度、国産のそばの実を食べてみたい……。

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