クリスマスマルクトで食べた、バター入りの焼きアーモンドを自宅で再現
ドイツのクリスマスのお菓子はいろいろとありますが、クリスマスマルクトで売られている定番のお菓子といえば、アーモンドを炒ってキャラメルと絡めた焼きアーモンドです。一般的にはGebrannte Mandelnと呼ぶらしいですが、ゲッティンゲンではgeröstete und karamellisierte Mandelnとありました。わりとどこのクリスマスマルクトでも見かけましたし、もちろん、ゲッティンゲンでも屋台が建っていました(そういえば、ハノーファーでは見かけなかったな……)。その場で作っていることも多く、お店の周りにはと〜っても甘い香りが漂い、それを胸いっぱいに吸い込むとなんとも幸せな気分に浸れるし、食べるとこれがまたとっても美味しくてまた幸せを感じるのです。あの味を口にして幸せになりたくて、自宅で再現してみることにしました。
このお菓子を作るときのポイントは、バターを入れることです。「Gebrannte Mandeln」や「焼きアーモンド」で検索するとたくさんのレシピが出てきますが、バターを入れるものはほとんど見つかりませんでした。そのとき唯一見つかったバターを入れるドイツ語のレシピを参考にながら、自分なりにアレンジしています。
バター入り焼きアーモンドの作り方
【材料】
アーモンド 100g
水 20cc
砂糖 80g
シナモンパウダー 小さじ1
バター 5g
バニラエクストラクト、またはバニラエッセンス 少々
【用意するもの】
フライパンまたは鍋
木べら
クッキングシート(またはアルミホイルでも)
【準備】
◎クッキングシートを適当な大きさに切って広げておく
◎アーモンドをフライパンで炒ってフライパンから取り出しておく
作り方
1. フライパンに砂糖と水、シナモンパウダー、バニラエクストラクトまたはバニラエッセンスを入れ、木べらでよく混ぜてから中火にかけ、砂糖を溶かす
3. 砂糖が溶けたら炒ったアーモンドを入れて、絡めるようによく混ぜる。このとき、常に木べらで混ぜ続け、焦がさないようにする
4. やがて水分が飛ぶと砂糖が結晶化してくるので、ここでバターを入れる。溶けたバターが全体に行き渡るように手早く混ぜる
5. 結晶化した砂糖がだんだんと溶け出すので、これをアーモンドによく絡める。このとき、砂糖をあまり溶かしすぎないこと
6. 火を止めて5.をクッキングシートに出し、アーモンド同士が重ならないように広げ(多少重なってしまっても、冷めれば簡単に割って離すことができるので、あまり神経質にならなくても大丈夫)、完全に冷まして出来上がり
※作り終えた木べらやフライパン・鍋についたキャラメルは、お湯にしばらく浸けておくと溶けるので、それから洗えばOK
ということで、私が作っているところを見たゲッティンゲンの屋台では、仕上げにバターを入れていたので(これが溶けたときの香りがまた良いのです!)、自分でもそうするようにしています。バターを入れることによって、キャラメルにコクが出て、より美味しさがアップしているように思います。アーモンド以外のナッツで作っても美味しかったです。食べる手を止めることがなかなかできないので、食べ過ぎ注意!
これはいいレシピをありがとうございます。私も大好きなんです。ほんと止まらなくなりますよね。食べる分だけ出して無くなったらやめるようにしなくては。
バターが美味しさの決め手なんですね。買うと結構するので食べすぎには気をつけるとして満足できるくらい作れそうで嬉しいです。
メロンパンさん、コメントありがとうございます。
焼きアーモンドって本当に手が止まらなくなりますよね! 一つだけと思って口にしてしまったら最後、気づいたら五つ六つとあっという間に平らげてしまいます。恐ろしい……!(笑)
私がクリスマスマルクトで食べた焼きアーモンドは、たぶんバターがあの味わいをより引き立てていたと思います。作るのもそんなに難しくないですし、ぜひお試しください~。