ゲッティンゲンで日本食が食べられるお店


 海外生活が先月の5月中旬で8年目を迎えました。年数だけは立派ですが、言葉は全然ダメで落ち込む日々が続いています。以前は一時帰国を一年に一度という頻度だったのですが、コロナ禍になってからは帰れていませんので、3年は帰国していません。一時帰国ができていたときはさほど気にしていなかったのですが、さすがにそろそろ日本食が恋しくなってきます。
 しかし、ゲッティンゲンは、ヨーロッパ随一の日本人街があるデュッセルドルフとは程遠いですが、町の規模の割りに日本の商品や日本食に使うものなどを手に入れやすい方だと思います。下の記事は、日本食の食材や調味料が手に入る大好きなお店、ゲッティンゲンにあるEwertについて書いた記事です。

 はっきり言って、Ewertがあるからこそ、日本食が食べられなくてもそこそこ満足しつつ、日常を過ごすことができています。

 そんななか、先日友人から日本食が食べられるお店がゲッティンゲンにあると紹介してもらいました。それがTomis Delikatessenというお店です。

何度もそのお店がある前の道を通っているのに、全然気づいていませんでした。すぐに友人が送ってくれたURLを見にいくと、確かにJapanische Delikatessenと看板に書かれていて、友人曰く『日本人がやっているお店』だと言うのです。メニューを見てみたら、懐かしい日本食の名前が並んでいましたし、Googleのクチコミには“Authentic Japanese!”とか“Ganz wunderbares Essen”とか“extrem lecker”とか書かれているし、クチコミに上がっている写真を見ればそれらは日本食そのもの(お寿司の盛り合わせなんて、よだれが出そうなほど美味しそう……)。これは期待できる! そう思って、讃岐うどんが食べたかった私は、すぐに足を運んでみました。

 Innenstadt(中心街)の西側にあり、JohannisstraßeとPapendiekがぶつかるところの角にTomisはあります(地図は下記記事をクリックすると出ます)。

お店の中は食事ができるだけのスペースはなく、厨房とカウンターのみの本当に小さなところで、基本的に購入した商品は持ち帰りですが、この時期だからか、お店の外にいくつかテーブルが出ていて、そこで食事ができるようなっていました。
 店内には日本人女性が一人、忙しく動き回っていて、注文を聞いてから、その場で調理をして出してくれます。並んでやっと私の番になったときは、私の前に並んでいたドイツ人が注文したお刺身の盛り合わせを準備なさっていました。そのお刺身があまりにも美味しそうで……久しぶりに見ました、甘海老とホタテの貝柱のお刺身! 次は絶対お刺身を頼むぞ。
 私が注文したのは、讃岐うどんとゆで卵の天ぷらの組み合わせ。出来上がるのを待っている間にお店の中を見ていたら、ハッピーターンは売っているし、ぬか漬けの素が売っているし、ちょこちょこと日本のものが買えることが分かり歓喜(迷わずぬか漬けの素を購入)。お話をしてみると、今年2022年3月に開店したばかりなのに、その間に結構日本人のお客さんがお店に来ているそうで、『以前住んでいたところよりも、日本語をたくさん喋ってる気がする』とおっしゃっていました。そうそう、ゲッティンゲンって結構日本人が住んでいるんですよね(私は昨年知り合った友人しか知らないんですが、買い物してたりすると、ときどき日本語が聞こえることがあるし、日本人かな?と思わしき人とすれ違うこともある)。

 出来上がった讃岐うどんとゆで卵の天ぷらを受け取って、大急ぎで帰宅。そして、讃岐うどんにありつけたのでした。太麺のおうどんも天ぷらもとても美味しくて、箸が止まらず、あっという間に完食。また絶対にお刺身を食べに行きたいと思っています。

讃岐うどんとゆで卵の天ぷら。天ぷらは別包装だったので、衣がサクサク。天かすが一緒に入っていたので、もちろんおうどんに入れて食べました。ちょっとしたたぬき(こんなの超久しぶりだわ……)。飲み物はこちらもTomisで買った、ゆずのトニックウォーター。ゆずの香りとほんのり苦味が感じられてさっぱりとした味わいでした

表には出ていない、日本人向けのメニューもあるようですし、日本食関連の商品がここでも買えると分かり、本当にうれしい。ゲッティンゲンにTomisがあるなら、もうしばらく日本に帰れなくても大丈夫かも~!

Tomis Delikatessen

Papendiek 10
37073 Göttingen

 
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